広末涼子が心配していた唐田えりか、1年半の休業期間を振り返るも「あの時間がなかったら今ない」発言が波紋で暗雲

6月23日に公開された3篇の小品集映画『無情の世界』。その内の1編『真夜中のキッス』の主演を唐田えりか(25)が務めた。

作品内で唐田は、自らが犯した取り返しのつかない事態から逃げようと、深夜の街を駆け巡るという役柄を演じている。しかし公開に際して行われたインタビューでの唐田のコメントが、波紋を広げている。

6月22日の「ENCOUNT」のインタビューで、2020年1月から約1年半ほどの女優休業期間について振り返った唐田。その中で、次のように語っているのだ。

《あの時間がなかったら、今の役、今の感情に繋がっていないので、本当にたくさんのことを学びましたし、知らなきゃいけなかった時間だったと思っています》

唐田は’20年1月、「週刊文春」により俳優・東出昌大(35)との3年にわたる不倫関係が報じられ、直後から出演予定作品を軒並み降板。すでに撮影されていた作品についても編集作業でカットされるなど、一時は完全に表舞台から姿を消していた。

「今回のインタビューでは“苦難の時期”とあるだけで休業の理由については伏せられており、“あの時間がなかったら今の自分はない”といった休業期間を前向きにとらえるような表現も見られました。

もちろん、いろんな反省があった上で再び女優として表舞台に出るという決心をしたのかもしれません。しかし今回の発言に対しては、《身から出た錆なのに、苦難って言い方はちょっとモヤモヤする》《当事者が「あの時間があってよかった」とか「あの時間は必要だった」みたいに話すのは違和感を覚えます》などの批判が多数上がっています」(芸能記者)

唐田といえば、同じ事務所に所属する“ある人物”が心配していた。

「広末涼子さん(42)です。『東スポ』では広末さんが復帰に向けてアドバイスを送っていたと報じています。記事では広末さん発案で事務所公式のYouTube企画が立ち上がり、彼女はその裏方を担当していたことも伝えられていました。

現在は広末さん自身がW不倫で世間を騒がせていますが、『週刊文春』の取材にも“今の事務所社長のやり方では、私の大好きな戸田恵梨香や唐田や有村架純を守っていけないんじゃないか”と話していたことが話題を呼びました。奇しくも、その心配通りの結果となってしまっているようです」(芸能関係者)

■「このまま引退は悔しすぎる」実姉が語っていた女優業の執念

本誌もこの1年半、再起に向けて歩んできた唐田の姿を目撃してきた。

’21年9月にファッションブランドが製作した短編映画への出演で、“完全復帰”した唐田。その直前の同年6月、スマホを耳に当てながら明るい表情で誰かと会話するように、都内の芸能事務所から出てきた唐田。

このとき所属事務所の内勤として働いており、自身の特技であるカメラを生かした雑誌の連載にも挑戦していたという。

また’22年4月上旬には、東京近郊の道場に集まった若い女性たちに混ざる唐田の姿が。白のニット帽にカーキのブルゾンというカジュアルな服装で、Netflixで公開予定のドラマ『極悪女王』の撮影に向けた過酷トレーニングを行っていた。

「1月から肉体改造とプロレス技のトレーニングが始まっていました。3カ月経った現在、唐田さんは4?5キロほど増量していて、顔も丸みを帯びた輪郭になってきましたが、求められるプロレスラーの体形にはまだまだ程遠いと指摘されているようです。

プロレス技のほうも、唐田さんは最近締め技を習ったようですが、バランスを崩しそうになったりとうまくできず、悪戦苦闘しているみたいですね。やはり本業とは大きく異なる役柄ですから、レスラー役の女優陣には厳しいダメ出しが入ることが多いようです」(映像制作関係者)

体を張って、再起に燃えていた唐田。しかしその後、10月の撮影中に主演であるタレントのゆりやんレトリィバァ(32)が背中や頭を強打するなどの怪我を負い、撮影中止せざるを得ない状況になってしまった。

「もはやお蔵入りと案じられた時期もあったが、最近になってようやく撮影も再開され始めたそうです。ようやく、少しずつ再出発の芽が出始めています。

ただ今回の発言で、いまだに彼女に対して好意的でない人も少なくないということが明らかになりました。“炎上女優”という印象が根付いてしまうと、今後のキャスティングへの影響も出かねません。再出発の今こそ、発言には細心の注意を払うべきでしょう」(前出・芸能関係者)

並々ならぬ思いで女優業に挑む唐田。’20年7月、唐田の姉は本誌で家族としての思いをこう語っていた。

「このまま引退ということはないはずです。それでは本人はもちろん、家族も悔しすぎます。(仕事再開については)事務所さんにお任せしていますが、本人も仕事を続けるつもりですし、家族としても応援を続けていきます」

周囲の応援を受け、再び女優としてブレイクできるのか。インタビューで波紋が広がるなど暗雲が立ち込めるなか、依然として難しい舵取りが求められそうだ。

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