「老人ホームに入居する権利がある」「名義を貸してほしい」特殊詐欺未遂容疑で16歳無職の少年逮捕

24日、トラブル解決の名目で高齢の女性から現金を騙し取ろうとしたとして、無職の16歳少年が逮捕されました。

特殊詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、埼玉県春日部市に住む16歳の無職の少年です。

警察によりますと、会社員を名乗る男が6月初めごろから22日にかけ、愛媛県今治市内に住む70代の女性に複数回電話をかけ「老人ホームに入居する権利がある」「名義を貸してほしい」と伝えました。

女性が承諾すると、後日、別の会社員を名乗る者が「名義貸しは犯罪になる」「1000万円払えば今回の犯罪はなかったことにできる」とウソを言い女性を信用させたうえ、現金を宅配便で送らせだまし取ろうとしたものです。

今治市内のコンビニの店員が、多額の現金を宅配便で送ろうとしている女性を不審に思い警察に通報したため、未遂に終わりました。

16歳の少年は、東京都内のマンション宛てに送られてくる宅配便を受け取るいわゆる「受け子」をしていたということです。

警察では、捜査に支障があるとして少年の認否を明らかにしていません。

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