こんにちは。キャンプ系YouTuberのFUKUです。今回はコメリとカインズのアウトドア用品特集です。ホームセンターのキャンプ用品、コメリとカインズを覗いてみたら意欲的な新作がたくさん出ていました。価格がお手頃なだけではなく、アイデアをかなり凝らしてる面白いものが多いので早速ご紹介していきましょう。
カインズ【1】薪割り台 税込980円
まずはカインズで買ったものからご紹介していきましょう。
薪割り台980円です。
アカシアの丸太の薪割り台
アカシアの丸太をスパッと切って金具を2カ所取り付けて麻のロープで持ち手がつけられているものですが、このアカシア独特の木目の色が薪割り台にすると意外といいなと思いました。
大きさの割にそんなに高くないし、元が丸太なので割れたらそのまま薪になりますしね。
ただそんなにすぐ壊れるという事はないと思います。
がっしりして重みもありますが、ロープをつけてくれているおかげで持ち運びはしやすそうです。
薪割り台はソロキャンプではコンパクトなものを使っていますが、ファミキャンやグループで太い薪をいっぱい割る予定がある時は、こういう薪割り台の方がより使いやすいですよね。
最近はキャンプ場や道の駅で売っているのも見かけたりしますが、それでもこの大きさで持ち手もつけて1,000円以下というのはやはり安いと思います。
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薪を割っている時以外もちょっと飲み物を置いたりするミニテーブルになったりして、またこの見た目だからキャンプサイトにあっても映えますね。
しっかりした丸太の薪割り台の実力は!?
ちゃんと使えそうな薪割り台ですが、一度試してみましょう。
コンパクトな薪割り台の場合は地面に近い高さになりますが、こういったしっかりした丸太の薪割り台になると高さが出るので振り下ろした時により割りやすいなと感じると思います。
衝撃が加わってもどっしりしてるので安定感がすごいですね。
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車なら積んでおけばいいので薪割りをたくさんやるキャンプの時はこういうしっかりした薪割り台があるとよりいいんじゃないかと思います。
カインズ【2】インナークーラーアイスストッカー 税込2,480円
続いてはインナークーラーアイスストッカー税込2480円のご紹介です。
クーラーボックスの中で使うインナークーラー
インナー専用を謳うクーラーが出てきました。
これは単体で使うものではなく、クーラーの中に入れて併用することで保冷力をアップさせる目的のものです。
ただ素材感と仕組みを見ると単体でも使えないことはなさそうですが、マスタークーラーというものと併用する目的で作ったようです。
ただこの大きさが程よくコンパクトな感じがするので、普段使用しているクーラーにも入れて併用できるタイプが多いんじゃないかと思い、インナークーラーだけ買ってみました。
バックルを開けてボタンを外すと中が袋状に広がります。
筆者のものは断熱材が片側に寄ってしまっていました。たまたまだったのかもしれませんが、買ったばかりの時は偏ってないか確認した方がいいかもしれませんね。
パッケージの裏を見ると断熱材に発泡ウレタンシートが使われているのがわかります。
ソフトクーラーの断熱材でよく使われてるものは発泡ポリエチレンと発泡ウレタンですが、ウレタンの方がコストは上がりますが保冷力はより高いと言われてます。
シンプルな見た目にしてそこまで安くないなと思ったけど断熱材がいいのを入れてましたね。
10ミリ前後の厚みで入ってる気がします。
底の方もウレタンになっていて表面は水に強そうな生地ですね。
上の方には断熱材が入っていないので、ボタンを止めて折り込んで使うんでしょうね。
サイズ感を確認
サイズはざっくり、横幅26cm×奥行き18cm×高さ26cmくらいでした。
中がどのくらい入るのかというと、普通の350ml缶を入れると1段に7本で2段積むことができました。
断熱材が入ってる高さがちょうど缶を2段積んだ高さと同じくらいになっています。缶飲料が14本入りました。
さらに上に保冷剤を入れるような隙間はありません。5~600mlのペットボトルなら7本くらいですね。
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飲み物と食材を入れることを考えると、ソロキャンプがちょうどいいんじゃないかなと思いますし、大きなクーラーボックスを持っていく人は特に冷やしておきたい食材や飲み物だけをここに入れておくと、特に保冷力を高めるという使い方もできそうですね。
カンガルースタイルで保冷力アップ
今お手持ちのクーラーの中に入るサイズであれば、併用することで保冷力は明らかにアップすると思います。
簡易クーラーを中に入れただけでもよく冷えるようになりますので、発泡ウレタンの断熱材入れたものをインナーとして中に入れたら、そのカンガルー効果はかなりのものだと思います。
すでにクーラーボックスを持っているという方は2480円プラスするだけでかなり強い味方になるのではないでしょうか。
その反面カンガルー化すると中の容量が当然小さくなってしまうので、その点は想定しておかないといけません。
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食材や飲み物を入れてそのままクーラーに入れるとおそらく素晴らしい保冷力になるというものですが、こういうものをホームセンターでオリジナルで開発するというところが最近のホームセンタープライベートブランドの熱いところですね。
保冷実験でインナークーラーの実力をチェック
やはり気になるのは実際の保冷力がどうかということではないでしょうか。
用意したのはカンガルークーラー。
全く同じクーラーで2個以上持っているのがこれしかなかったのでカンガルーでやってみますが、シンデレラフィットよりややきついぐらいですがぴったり入りました。
まずは保冷剤を入れて中を予冷しておきます。
朝の9時30分。室温は26.9°cです。
それぞれ板氷1.7kgを入れます。
同じ条件で比較しようとするとなかなか難しいです。今回はは2台同時で同じ物ということでやらせていただきます。
24時間が経過しました。室温は25.8°c。
昨日がとても暑い日で夜の間も起きてる時に見た限りでは25度は下回っていませんでした。
中の残った氷を確かめていきたいと思います。
まずは通常のカンガルー状態で1.7kgの板氷は結構しっかりした形で残っていて、740g残りました。
続いてはカインズのインナークーラーを入れた方の残った氷の重さは1154g。
当たり前かもしれないけど明らかに差が出ました。同じクーラーバッグを使って丸1日24時間置いたところ残った氷にこれだけ差が出ました。
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お手持ちのクーラーバッグに入りそうなサイズでしたら保冷力をかなりアップさせることができそうですね。
カインズ【3】スキットル 税込980円
続いてはスキットルが出てました。
ダイソーで安いものも出ていますが、こちらは見た目が高級感あるんじゃないかと思って買ってみました。(ちなみにこれの丸型もありました。)
ちゃんと漏斗もついてました。
角がなくてよくあるタイプとはまた違ったデザインでいい感じなんじゃないでしょうか。
容量も160mlと小ぶりでお酒を入れて持ち運ぶのにぴったりなんでしょうけど、ただ筆者は飲めないので・・・スキットルを燃料入れに使ったりする人もいますよね。
丸みを帯びてるから倒れやすいと困りますが、そこまで安定感があるわけじゃないけど一応底は平らになっているから置けますね。
ダイソーのと比較すると、カインズはどことなくレトロな雰囲気も漂ってるように見えませんか?
スキットルといえば鹿番長のも持っていますが、これも高級感があっていいんですよね。
ただ丸いから自立しない。カインズで売っていた丸型がちょうどこれと同じ形をしておりました。
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お酒飲まないのになぜかスキットルが増えていきます(笑)
コメリ【1】ロースタイルワイドチェア 税込1,980円
ここからはコメリの製品の紹介になります。まずはロースタイルワイドチェアお値段税込1,980円のご紹介です。
座り心地が良くて安価なチェア
以前初心者さんへおすすめのお手軽なチェアとしてご紹介したプロックスの椅子と同じような形状の椅子ですね。
<プロックス>
このタイプはとにかく座り心地が良くて安価であるというところがメリットかなと思っていますが、その反面スチール製フレームで収束型なのでちょっと大きくて重いというところはあります。
ただバーベキュー用の大きな椅子等と比べるとロースタイルになっている分ちょっと小さい。
だから予算を抑えてキャンプ用品を揃える時はこのタイプの椅子はかなりおすすめですが、今回のコメリの椅子は表面の生地にコットンを採用しているので肌触りもいいし、火の粉が当たった時も穴が開いたりしにくい。
さらにサイドポケットが付いていたり、また座面のサイズもプロックスより5cm四方大きくなっています。
高さも上がっていますが、よりゆとりのあるサイズになってますね。
いいことづくめじゃないかと思いつつよく見ると耐荷重70kg。
筆者は数kgオーバーしていますが、せっかく買ったから座ってみます。
プロックスと座り心地比較
やっぱり表面の生地がコットンなんで肌触りはいいですね。
あとプロックスと比べるとフレームが1本多く追加されてるかな。
今回のコメリのチェアとともにプロックスのあぐら椅子も用意しました。
こうしてみるとコメリの方が一回り大きい感じです。
高さも微妙に違いがありますね。
座ってみると、どちらもいいですね。プロックスはそもそも快適ですが、ただ比べてみると違いはありました。
コメリの方が座面が広いのでよりゆとりは感じますし、あと表生地がコットンなので摩擦が強くて滑りにくい。
あとは微妙な高さの違いはありますが、どちらもロースタイルのキャンプに合いそうだし好みで選んだらいいんじゃないかなと思います。
最後に重さを比べておきますけどプロックスが1.68kgコメリは1.81kgでそんなに違いは大きくありませんでした。
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この格安ローチェアというジャンルで結構いいものが出てきたなと思いました。
コメリ【2】 軽量アルミプレートパン34cm 税込3,480円
続いては軽量アルミプレートパン34cm。お値段は税込3480円のご紹介です。
ホムセン最安⁉︎いわゆるマルチグリドル
これはいわゆるマルチグリドルですよね。
ホームセンター各社で最近売られていますが、筆者が見た限りではこのコメリの3,480円というのがホームセンターでは一番安いんじゃないかと思います。
熱源はガス火とIHが使用できて耐熱温度は200°c。空焚きするとフッ素コーティングの剥がれや変形がおきますよと書かれています。
だから焚き火台の上に置いて使用するようなことは想定されていないようで、外で使うならカセットコンロがいいんじゃないかと思います。
開封すると不織布のケースに入っていました。
JHQのマルチグリドルを買ったので比較してみますが、まず両者持ってみると重さが全然違ってJHQの方が重い。
<JHQマルチグリドル>
厚みはそんなに変わらないように見えますが、材質にちょっと違いがあるのかな。
大きさはコメリの方が1cm大きいんですが、コメリの方が軽いんですよね。
JHQのマルチグリドルは1025g、コメリは790gで200g以上差がありました。
両者ともフッ素系のコーティングがされていますが、色々と違いがあります。
- ハンドルの形状
- 色(JHQの方が黒っぽい)
- コメリの方がフラットな形状
- JHQには注ぎやすい窪みあり
- JHQにはハンドルカバーが付属。コメリには不織布ケースが付属。
どれも全く同じようなものかと思ったら結構違いがありますね。
表面の凹凸とか感じは大きく違わないんですが、重さは全然違って値段も全然違う。
だからこれでほぼ同じように使えるなら非常にコスパは高いと思いますが、気になるのはやっぱりコーティングの耐久性とかですかね。そればかりはしばらく使ってみないとわかりませんが。
実際に卵を焼いてチェック
とりあえず油を敷かずに卵を焼いてみてひっつきにくさとかを見てみましょう。
JHQはもう結構使い込んではいるんですけど見た目は特に悪くなってないようなので新品のコメリのマルチグリドルと比べてみます。
JHQはスルスルと滑るような感じですが、コメリはちょっとひっついてすぐには取れない。
慎重に周りから剥がしていくと滑りました。
ただ、ちょっと焦げ付いてますね。
JHQは特に焦げ付きは見られませんのでコーティングには少し差があるようですね。
焼け具合もコメリは心なしかちょっと焦げ付きが多いようにも見える。
火加減は一緒なんですが、熱の伝わり方も違ってきてるんでしょうか。
とはいえ油敷いてないですし、普通のフライパンくらいかなって感じはするので全然使えそうですね。
表面のコーティングの質はJHQの方が高いようです。
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ちょっと油を敷くとかひっつきにくい工夫しながら使うのであれば、安く同じような楽しみ方はできると思います。
コメリ【3】 スリムタイプ保冷剤150g 税込118円
コメリのご紹介続いてはスリムタイプの保冷剤150gです。
これは個人的にいいなと思って買ってみたんですが、このスリムな形が使ってみると意外と便利だったんです。
凍らせ方を間違えるとガタガタになっちゃうんですけど、綺麗に伸ばして凍らすとクーラーバッグの隙間とかに差し込んであまり場所を取らないんですよね。
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100円ショップとかでも探せばあるのかもしれませんが、これも税込118円だったのでナチュラルシーズンのスリムな保冷剤が便利でしたよというご紹介でした。
コメリ【4】マジックかんたん炭 1.5kg 税込548円
続いてはナチュラルシーズンのマジックかんたん炭1.5kgでお値段は税込548円でした。
箱ごと着火するタイプの炭
2〜3人用ということで、中身1.5kg入ってますが3kg入りの墨がもっと安く売ってたりするのでお値段だけを見たらやや割高かもしれません。
ただこの箱ごとライター1本で簡単着火できるようです。
だから着火剤や特殊な火起こし用具とかなしに2〜3人用でバーベキューが楽しめる炭が全部できるんだったら手間を省いたり、初心者さんが気軽にバーベキューを楽しめるっていう点ですごくいいんじゃないかなと思いまして今回試しに買ってみました。
ライター1個で着火できるということですから、チャッカマンを一つとワークマンの焚き火台これならこのまま燃やせば受け止めきれそうな形状してますからこれでどんなもんなのか実際に試してみたいと思います。
実際に着火!どのくらい火がつくのか⁉︎
それではマジックかんたん炭を使ってみましょう。
両側にあるロウが含まれた紙に火をつけるので、ビニール袋からは出さないといけません。
ビニールから出して中に炭が入って箱はダンボールみたいだけど何か加工がしてあるのかな。
ロウの紙だけ火をつけます。
少々風に煽られましたがロウが含まれているので消えることなく炎が真ん中へ向かっていきます。
箱に火がついてきたら結構な炎が上がってきました。
かなり炎が上がるのでくれぐれも周りに燃えるものがないような環境でグリルの中で行わないといけないですね。
やはりある程度大きなグリルの中でやった方がいいです。
最終的に炭に火が起こるんでしょうか。5分が過ぎましたが、まだ真ん中から炎が上がってるだけです。
20分が経過。ここまで来たらちょっと動かしても大丈夫でしょう。
ちょっと動かしたら炎の通りが良くなってさらに燃えるようになりましたね。
だいぶいい感じに火が落ち着いたんですけど、やはりワークマンの焚き火グリルに1.5kgの炭はちょっと多すぎたので片側にいっぱい寄せました。
せっかく火を起こしたのでバーベキューをやります。ここから先はコメリの炭は助けてくれませんので自分の技術で火加減を見ながら食べないといけません。
焼きすぎちゃったなぁ。炭が多すぎて弱火ゾーンがありません。
しかし炭で焼くと肉がうまい。
誰でも簡単にバーベキューの火起こしがライター1個あればできちゃうとっても便利な炭でした。
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正直キャンプとかやってる人はあまり買わないと思いますが、これは本当にお試しでやってみたいっていう人にいいんじゃないかと思いました。
ホムセン キャンプギアまとめ
いかがだったでしょうか。
2023年のホームセンターのキャンプ用品も新しいものがどんどん出てきてる中で、特に面白いなと思えたものをご紹介させていただきました。
今回も皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。