ジャッジが右足親指の靭帯断裂を明かす 戦列復帰の見通し立たず

アーロン・ジャッジがドジャー・スタジアムで見せた好プレーの代償は大きかったようだ。ヤンキースはジャッジの故障者リスト入りについて「右足親指の打撲と捻挫」と発表していたが、日本時間6月25日、ジャッジは自らの口から右足親指の靭帯を断裂していることを明らかにした。「足の親指の靭帯を断裂したことがある人はあまりいないと思う」とジャッジ。歩くときに痛みがあり、まだ走ることができない状態だという。戦列復帰の見通しは立っておらず、長期離脱が確実な情勢となっている。

昨季はリーグ新記録の62本塁打を放ち、大谷翔平(エンゼルス)との争いを制してMVPを受賞したジャッジ。今季は一時故障で戦列を離れながらも本塁打王争いでメジャートップに立っていたが、日本時間6月4日のドジャース戦でフェンスに激突しながら大飛球を好捕した際に右足親指を痛めてしまい、2度目の戦線離脱となった。ジャッジは「大腿四頭筋ならもっと明確な答えがある。腹斜筋やハムストリングなら復帰までに必要な時間がはっきりわかる。この怪我はかなり特殊なんだ」と自身の状態について説明している。

今のところ、手術は推奨されておらず、スペンサー・スタイン医師は「復帰時期の予想は難しいが、楽観的に言えば、故障した日から2ヶ月ほどで復帰できると思う」と話している。スタイン医師の予想通りであれば、ジャッジは8月上旬に復帰できることになるが、ジャッジは「言う必要がない」と具体的な目標への言及を避けた。ヤンキースはジャッジ離脱以降、得点力不足が顕著となっており、黒星が先行するなど苦戦中。ジャッジの復帰時期はヤンキースのポストシーズン進出の行方にも大きな影響を与えるに違いないだけに、今後も大きな注目を集めることになりそうだ。

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