Mark ole Cafe(マークオーレカフェ)~ 旬の野菜を使ったランチや地元の果物を使ったデザートを味わえる玉島の開放感あふれるカフェ

「ランチ」といえば、お昼しか食べられないと想像するのではないでしょうか。

しかし、お昼以外にもランチを食べられるカフェが玉島にありました。

そのカフェの名前は「Mark ole Cafe(マークオーレカフェ)」。

Mark ole Cafeでは、旬の食材や地元食材を使った料理を提供しています。

ランチがメインですが夜でも同じメニューと価格で食べることが可能です。

この記事では「Mark ole Cafe」の魅力を紹介していきます。

Mark ole Cafeとは?

Mark ole CafeはJR山陽本線新倉敷駅南口から徒歩約15分のところにあります。

2009年に知人からお店を引き継がれて始められました。

向かいには百貨店の天満屋があり、駐車場は共同になっているようです。

駐車場は60台停められるとのことなので、車で来ても安心ですね。

店内は広々としており、開放的な空間になっています。

また内装は茶色を基調としており、絵やピアノが置いてありおしゃれです。

カフェというよりまるでレストランのようでした。

女性客が多いのも納得です。

ショーケースのケーキ

店に入るとショーケースに入ったケーキが目に入ります。

いちごのタルトやメロンのタルト、フルーツサンドなど果物を使用したケーキが多い印象です。

カフェで生菓子が買えるのはうれしいですね。

お客さんのなかにはケーキだけ購入していくかたもいるそうです。

どのケーキも美味しそうで迷いますね。

筆者はいちご好きなのでいちごのタルトが食べたくなりました。

ランチメニュー

メニューを見てみると、ランチメニューが充実しています。

なかでもおすすめは「W Plate Lunch(ダブルプレートランチ)」。

メイン、デザート、ドリンクがセットになっているお得なランチです。

ランチがメインですが、夜でも同じメニューと価格で提供されています。

メイン料理は、メニューページの右側から選択します。

他にも数量限定のブイヤベースランチや、昼食を軽く済ませたいかたにサラダランチなどもありました。

筆者はW Plate Lunchのなかでも人気が高い、ロコモコプレートを選択。

盛り付けがきれいで目でも楽しめます。

サラダ、ハンバーグの他にもいろいろ食べられるのは、うれしいですね。

ビーフ100%のハンバーグはとてもやわらかい食感で、お肉の味をしっかりと感じられます。

また、たっぷりのデミグラスソースとフライドエッグが添えられていました。

フライドエッグは外がカリカリで黄身はとろっとした半熟具合になっており、筆者好みのバランスです。

その他にも茶そばやオムレツ、ひじきの和え物などがありました。

食後のデザート

食後に3種類のデザートがついています。

このデザートプレートは月ごとに変わるそうです。

取材時はマンゴープリン、よもぎのシフォンケーキ、白桃のシャーベットでした。

よもぎのシフォンケーキは、プラス200円でショーケースのケーキに変更もできます。

シフォンケーキは甘すぎず、ふわっと軽めなのでランチを食べたあとでも十分食べられます。

広々とした店内でおしゃれなランチを堪能できるMark ole Cafe。

旬の国産野菜を使ったランチは目で楽しめ、お腹もいっぱいになります。

そんなMark ole Cafeの統括マネージャーである久本容莉子ひさもと よりこ)さんにお話を聞いてみました。

Mark ole Cafe統括マネージャーの久本さんへインタビュー

(左)シェフでありご主人の小郷晋吾さん (右)久本容莉子さん

今から14年前の2009年にお店を引き継がれた小郷(久本)夫妻。

代表の奥様である統括マネージャーの久本容莉子さんにお店への想いなどをお聞きしました。

──お店の歴史を教えてください。

久本(敬称略)──

主人の小郷晋吾が代表取締役をしていて、私が統括マネージャーをしています。

主人も私も元々、他の飲食店で働いていました。

実はここのお店は、そのときの先輩がされていたお店でしたが、いろいろな経緯があってお店を引き継ぐことになりました。

それが今から14年前(2009年)でしたね。

お店を立て直すまで

──引き継いでから大変なことはありましたか?

久本──

従業員との信頼関係を構築することに苦労しました

経営を引き継ぐことになったのですが、従業員の雇用も引き継いだため、お店はもちろん従業員との信頼関係構築に戸惑いましたね。

信頼関係もないなかに私と主人の二人が来たので、信じてもらえるまで時間がかかりました。

──どのようにして信頼関係を構築したのですか?

久本──

そこはやっぱり、コツコツやるしかありませんでした。

魔法のようにすぐにすぐにとはならなかったので。

前のやり方のどこが悪かったかを分析してやり方を少しずつ変えたり、また現場で従業員に早く近づけるようにコミュニケーションをしっかりとったりしました。

そのようなことを地道に長い時間をかけて取り組みました。

──お店を立て直せた要因は他にもありましたか?

久本──

一番は人柄の良さだと思います。

従業員はもちろん、お客様も粋でいい人柄のかたばかりです。

変な話、クレームがほぼありません。

もちろんまったくないわけではありませんが、お店のためを想って言ってくれている場合が多いように感じます。

たとえば、お釣りを200円間違えていたと後日連絡があったとします。

それを返金しますと言ったら、「また行ったときにでいいから」など言っていただけます。

クレームというよりは、こういう間違いをしていたから気づかせてあげようみたいな感じですね。

今日までお店をやってこられたのは、人に恵まれたからだと思っています。

──お店の特徴を教えてください。

久本──

主人がシェフですが、イタリアンにも居たり、スペイン料理も勉強していたり、フレンチもやっていました。

あとはデザートですね。

デザートを自分の好きなケーキに変更できたり、ショーケースで生菓子を買えたりできるのも特徴です。

駐車場

立地的な面でいくと、駐車場が広いこともあります。

60台停められますね。

おすすめの商品について

──おすすめの商品を教えてください。

久本──

一番はランチメニューです。

ランチは昼だけでなく夜も食べられます。

なので一日中ランチをやっている感じです。

ランチのメインはときどき変わりますが、付け合わせの部分とデザートは月替わりになっています。

──メインのなかだと、どれが人気がありますか?

久本──

メインのなかだとハンバーグですね。

ハンバーグはビーフ100%で食感をやわらかく仕上げています。

またデミグラスソースの他、テリヤキソースなど違った味付けで食べることも可能です。

あと私のひそかなオススメとして「豚ロースのグリル」というメニューがあります

エルブ・ド・プロバンスという、さまざまなハーブをブレンドしたものをマリネ液に使い作っています。

そうすることにより、とてもやわらかい仕上がりになります。

お店への想いやこれからについて

──お店への想いを教えてください。

久本──

私達も14年お店をやってきているので、お客さんの年齢層も上がってきています。

だからインスタ映えとか流行を追っかけていくようなお店を目指してはいません

おばあちゃまが来ても、中年層のかたが来ても、若いかたが来ても、どこかほっとできるようなお店にしたいと思っています。

ドレスコードや注文方法がわからないようなお店ではなく、それぞれの年代のかたがリラックスできるようなカフェでありたいです。

──今後やってみたいことはありますか?

久本──

今回、初めて倉敷アフタヌーンティーにチャレンジします。

コロナ禍でお客さんが来られなかったり、大変だった時期もあったりしました。

そういうこともあって、お客さんに喜んでいただける商品を出せたらいいなと思い参加を決めました。

なるべく料金が高くない値段設定で提供したいと考えています。

ただあくまでも商売なので、どこまで抑えられるかわかりませんが。

そういう形で地元のかたやお客さんに喜んでもらえるようなものを、少しずつブラッシュアップしていけたらと思います。

おわりに

季節ごとの旬の食材を使いランチやデザートが充実しているMark ole Cafe。

小郷(久本)夫妻の素敵な笑顔とは対照的に開業当初での苦労話が印象に残りました。

そんな困難を乗り越え、努力し続けたからこそ長年地元玉島の人々に愛されてきたのだと思います。

明るく広い店内での食事は彩り豊かで目でも楽しめます。

玉島を訪れたかたは、機会があれば一度行ってみてください。

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