【GPS】6.24(土)ワイルド・ベアーが横綱相撲で海和択弥との一騎打ちで完勝!

GPSは6月24日(土)神奈川・ポスト・ディ・アミスタッドにて「GPS HOUSE SHOW vol.6」を開催した。

「GPS HOUSE SHOW vol.6」(GPS主催)
6月24日(土)神奈川・ポスト・ディ・アミスタッド(18時) 観衆未発表

<第1> 友龍VS熊吉
HERO正規軍のエースで、聴覚障害レスラーの友龍が、同じ正規軍の実力者・熊吉と一騎打ち。友龍は鉄柱に熊吉の足をぶつけるなどラフな攻撃も。友龍はアキレス腱固め、逆片エビ、足4の字固めと足を徹底攻撃。友龍のチョップ、熊吉のエルボーの応酬。友龍はブレーンバスターから、ラリアット相打ち。熊吉は低空ラリアット、サイドバスター、ラリアットとたたみかけ、現WBCタッグ王者の友龍からフォール勝ち。
熊吉は「友龍さん、正規軍のチャンピオンなのに、結構悪いことしてきたけど。もっと真っすぐぶつかってきてもいいんじゃないですか。もっと強い、怖い友龍さんを期待しています。もっと強いチャンピオンらしい友龍さんを見たいですよね。もう1度、2度でも3度でも何度でもいい。もっと強くなって、タッグベルトの価値を上げてください」とマイク。

▼第1試合 20分1本勝負
〇熊吉(11分54秒、片エビ固め)友龍●
※ラリアット

<第2>ZERO&洞口VS後藤&ジェイコブ
スペインの聾レスラー、ジェイコブナイトが初参戦。ZEROは容赦ないローキック、サッカーボールキック、ギロチンドロップでジェイコブを攻め込む。後藤が2人まとめてラリアットでなぎ倒し、ZEROに串刺しラリアット、セントーン。洞口は後藤にドロップキック、ビッグブーツ、ネックブリーカー。ジェイコブが洞口にエルボー連打、バックドロップ。後藤が洞口にダイビング・セントーンもZEROがカット。ジェイコブは洞口にブレーンバスターもカウントは2。洞口はビッグブーツ、スピンキックから、腕を極めて肩固めで絞め上げギブアップを奪った。

▼第2試合 30分1本勝負
ワイルドZERO&〇洞口義浩(17分5秒、腕極め式肩固め)後藤恵介&ジェイコブナイト●

<第3=メインイベント>ベアーVS海和
ワイルド・ベアーが横綱相撲で海和択弥との一騎打ちで完勝!「成長はしたと思うし、気持ちで向かってきてくれたんで潰しがいがあった」

バリアフリープロレスHEROの運営協力を行うGPSプロモーションが6月24日、神奈川・ポスト・ディ・アミスタッド(川崎市)で「GPS HOUSE SHOW vol.6」を開催した。ワイルド軍のリーダーであるワイルド・ベアーが正規軍の“新鋭”海和択弥との初の一騎打ちで完勝した。

海和はベアーの度重なるダーティファイトに怒って、昨年2月に決起し、打倒ベアーを掲げてきた。しかし、両者の力量差は大きく、これまで一騎打ちが組まれることはなかった。だが、ここのところ海和が力を付けてきたこともあり、ようやく初シングル戦が実現した。

普段はラフファイトを身上とするベアーだが、この日は、多少の反則攻撃はあったが、海和の力を試すかのように、ほぼオーソドックスに戦った。海和は鉄柱にベアーの足をぶつけるなど、足に集中砲火。ベアーは関節技、カーフブランディングで応戦。海和は15分過ぎにはミサイルキック、海型ど根性デスロック、ブレーンバスター、ドロップキック連打でたたみかけた。しかし、一瞬の隙を突いたベアーは鋭角なバックドロップを繰り出して、海和を仕留めて貫録勝ち。試合後、ベアーは海和の成長ぶりを認めたのか初めて握手を交わした。

バックステージでベアーは「あれくらいのキャリアなら、ああいう泥臭さがほしいし、感情むき出しで来てくれてよかった。全部受け切って、結果的に一発で仕留められてよかった。成長はしたと思うし、気持ちで向かってきてくれたんで潰しがいがあった。これで一皮むけてくれれば、次やる時が楽しみ。もっと俺を追い込めるような相手になってくれれば」と評価。

海和は「ラストのバックドロップは強烈だった。もっと汚いことやってくるんじゃないかと思ってたけど、細かいところはありましたけど、ベアーの割にはまともにやってくれたんじゃないか。自分の実力不足ですけど、いきなりトップは取れない。全く太刀打ちできなかったわけじゃないので、今日つかんだ感触もありますし、これがスタート。討伐対象がベアーであることに変わりはない。これからも立ち向かっていく」と前を向いた。

また、GPSグループの大会の現場を仕切っているGPS豊島修二会長が16日に小脳梗塞で倒れ救急搬送され(現在は退院)、療養中のため来場は叶わず。GPSグループ始動以降、初めて豊島会長が不在の興行となった。豊島会長は「Growth10」(7月29日、東京・新木場1stRING)で、「還暦記念試合」として、ベアーとシングル戦を行う予定だったが、この一戦は延期となったことが発表された(代替カードは調整中)。所属選手を代表したベアーは「こんな事態にも関わらず、これだけのお客さんが入ってくれて、ありがとうございます。対戦が延期になって悔しいです。でも本人が一番悔しいと思います。次の大会には豊島会長が帰ってくると思います」とあいさつし、大会を締めくくった。

▼第3試合 30分1本勝負
〇ワイルド・ベアー(20分17秒、体固め)海和択弥●
※バックドロップ

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