申ジエが逆転で今季2勝目 節目のツアー30勝に到達

岩井明愛をプレーオフで破り国内ツアー通算30勝目を飾った申ジエ(撮影/大澤進二)

72ホールを終えて岩井明愛と申ジエ(韓国)が通算13アンダーで首位に並び、18番(パー5)の繰り返しによるプレーオフに突入。申が1ホール目に制し、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に続く今季2勝目を挙げた。

この勝利でツアー通算30勝に到達したが、日本女子プロゴルフ協会の規定でツアーメンバー登録前の初優勝(2008年「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」)と、米女子ツアーメンバーの資格で出場した2010年「ミズノクラシック」の優勝は通算勝利数に含まれないため、永久シード獲得の条件である30勝までは残り2勝となった。

首位から出た岩井は最終ラウンドを「69」とし、「68」で追いついた申とのプレーオフへ。1ホール目をバーディとした申に対し、グリーン奥から4打目のアプローチを外してバーディを奪えず惜敗した。

通算12アンダー3位に菊地絵理香。通算11アンダー4位に吉田優利、小祝さくら、菅沼菜々、笠りつ子、濱田茉優、サイ・ペイイン(台湾)の6人が並んだ。

岩井と並んで首位で出た山下美夢有、稲見萌寧、岩井千怜、佐藤心結、ウー・チャイェン(台湾)が通算10アンダー10位だった。

上田桃子、金田久美子らが7アンダー18位。前年大会覇者の木村彩子は6オーバー73位で4日間を終えた。

<上位成績>
優勝/-13/申ジエ(プレーオフ)
2/-13/岩井明愛
3/-12/菊地絵理香
4T/-11/吉田優利、小祝さくら、菅沼菜々、笠りつ子、濱田茉優、サイ・ペイイン
10T/-10/山下美夢有、稲見萌寧、岩井千怜、佐藤心結、ウー・チャイェン

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