内村航平さん、理事に就任 日本体操協会が新体制

日本体操協会の臨時理事会にオンラインで参加し、抱負を語る内村航平さん=25日

 日本体操協会は25日、東京都内で開いた評議員会と臨時理事会で役員を改選し、体操男子個人総合で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪王者の内村航平さん(34)が新体制で最年少となる理事に就任した。任期は2年。オンラインで出席し「体操に対しては誰よりも知っている自信がある。体操の素晴らしさを伝えていきたい」とあいさつした。

 04年アテネ五輪団体総合金メダルの鹿島丈博さん(42)が新副会長に決まり、元日本航空副社長の藤田直志会長(66)は再任で2期目に入る。

 日本協会は22年度決算で約2億6500万円の赤字となり、新たなスポンサー獲得や集客力アップなど財政面の立て直しが急務。

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