欧州のシーズンが終わり、話題は今夏開かれる移籍市場で持ち切りだ。
今季契約を満了した選手たちの行く末に多くのサッカーフリークが興味を抱いている。
中にはJリーグを新天地に選ぶ選手もいるかもしれない。残留争い、優勝争いを目指すチームにとって、強力な外国籍選手の加入は起爆剤、カンフル剤となり得る。
これまでFW、GKを選出してきたが、今回は夏に契約満了するディフェンダー4人をピックアップした。
エクトル・ベジェリン
所属:スポルティングCP
ポジション:右サイドバック
快速サイドバックで有名なベジェリンは、今夏にスポルティングCPとの契約が満了する。
アーセナル時代は超高速オーバーラップによる突破力は圧巻で、相手を置き去りにする攻撃参加はアクセントとなった。
今月上旬にスペイン紙『アス』から古巣ベティスとの契約に合意したというが、続報は出ていない。
プレミアリーグで一世を風びしたスピードスターはJリーグに来るだろうか。
ダレイ・ブリント
所属:バイエルン
ポジション:左サイドバック
アヤックス出身のレフティーは、今月末でバイエルンとの契約が切れる。
守備ポジションであれば左サイドバックを中心に、センターバック、ボランチなど守備的なポジションをマルチにこなす。オランダ代表通算101試合出場と、豊富な国際舞台の経験と卓越した戦術眼を考えればパーフェクトな人材だ。
オランダのサッカーメディア『Voetbal International』によると、過去に浦和レッズが獲得に動いたという。
結果は失敗したが、再度アプローチをかければ心が動くかもしれない。
現在は今月上旬にスペイン紙『ムンド・デポルティボ』は、スペイン1部ジローナ移籍が有力だと報じているが、果たして…。
セアド・コラシナツ
所属:マルセイユ
ポジション:左サイドバック
過去に元日本代表DF内田篤人さんと共にシャルケでプレーしたコラシナツは、今夏でマルセイユを去る。
左足の精度は健在で高精度のクロスやロングフィードを展開でき、センターバックをこなせるほどの強じんな肉体を持ち合わせている。
今季はマルセイユで33試合4得点1アシストと上々の成績を挙げた。
アーセナル時代に強盗に襲撃され、マルセイユでは自宅にまたも強盗に押し入られた悲惨な体験をしている。
強盗に襲われることが滅多にない治安のいい日本を選ぶ余地はあるだろうか。
セルヒオ・ラモス
所属:PSG
ポジション:センターサイドバック
37歳となった伝説のセンターバックは、今夏で花の都パリでの物語に終わりを告げた。
説明不要の身体能力とキャリアに基づいた老練な判断力はワールドクラスそのものだ。
スペイン紙『マルカ』によるとセビージャ復帰をラモスは希望しているが、セビージャは獲得の意思がないと今月中旬に報じた。
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アメリカやサウジアラビアが動向を追う中で、Jリーグクラブにレジェンド獲得の付け入る隙はあるだろうか。ラモスの去就に注目したい。