春V加藤学園 センバツ出場常葉大菊川 昨夏代表日大三島いずれも初戦は難敵との対戦か?夏の高校野球静岡大会組み合わせを大分析【ブロック別対戦相手全掲載】

7月2日に開幕する第105回全国高校野球選手権記念静岡大会の組み合わせ抽選会が6月25日、静岡市清水区の清水マリナートで行われ、参加108校107チームの対戦相手が決定しました。

今大会の第1シードは春の県大会優勝で東海大会覇者の加藤学園、第2シードは昨夏の代表校で春準優勝の日大三島、第3シードは今春のセンバツ出場校で春の大会3位の常葉大菊川、第4シードは春の大会ベスト4の浜松開誠館となり、この4校がそれぞれ4つのブロックに分かれました。

第105回全国高校野球選手権記念静岡大会全組み合わせ

【第1シード加藤学園、第5シード藤枝明誠ブロック】

第1シード加藤学園、第5シードに藤枝明誠が入ったブロックでは、加藤学園は初戦2022年夏ベスト8の三島北と桐陽の勝者と対戦します。さらに、2022夏ベスト8、2022秋、2023春のいずれも県大会に出場した静岡商、浜名や三島南など甲子園経験校が並ぶ激戦必至のブロックとなりました。

春ベスト8でシード入りした藤枝明誠は、初戦で袋井商と2022秋、2023年春と連続で県大会に出場した誠恵の勝者と対戦。こちらのブロックには、元メジャーリーガー・イチローさんの指導を受けた富士も名を連ねています。

【第2シード日大三島、第5シード聖隷クリストファーブロック】

2022年夏の代表校で、春準優勝の日大三島は2022年秋、2023年春と県大会連続出場の天竜と2022秋ベスト4の知徳の好カードの勝者との激突。さらに、こちらも2022年秋、2023年春と連続で県大会にコマを進めた飛龍が同じブロックに入るなど、東部の実力校が顔をそろえました。

一方、2022年夏ベスト4、秋ベスト8、2023年春もベスト8と実績を残し、悲願の甲子園初出場を目指す聖隷クリストファーは浜松江之島と富士東の勝者との対戦が決まっています。こちらのブロックでは2022年秋、2023年春連続県大会出場の島田商、浜松西など甲子園経験校が虎視眈々と上位進出を狙います。

【第3ブロック常葉大菊川、第5シード静岡ブロック】

春のセンバツ出場校で春の県大会3位の常葉大菊川と2022年夏、秋、2023年春と3大会連続でベスト8の静岡が第5シードとなったブロックも激戦が予想されます。常葉大菊川の初戦の相手は、ともに公立の実力校・駿河総合と袋井の勝者。こちらのブロックには、静岡市立や富士市立、御殿場西と県大会の常連校がそろいました。

一方、静岡の初戦も、浜松大平台と2022秋準優勝の常葉大橘の勝者と決まっています。さらに2022年秋、2023年春の連続で県大会にコマを進めている東海大静岡翔洋がシード校食いを狙います。

【第4シード浜松開誠館、第5シード掛川西ブロック】

2022年秋ベスト8で2023年春4位の第4シード浜松開誠館は、初戦で沼津商と新居との対戦が決まっています。こちらのブロックには西部の実力校磐田東、2022年夏ベスト8の掛川工、さらに浜松商、2022年秋と2023年春連続県大会出場の韮山といった古豪も入りました。

2022年夏ベスト4、2023年春ベスト8の掛川西は2022年夏準優勝の静清と静岡北の勝者と初戦で対戦します。今大会唯一の連合チーム熱海・佐久間は磐田南とオイスカ浜松国際の勝者と対戦します。

105回目の静岡の夏も混戦模様

優勝争いは今年も混戦模様。夏初出場を狙う加藤学園と春夏連続出場を目指す常葉大菊川が軸。2年連続出場を目指す日大三島、さらに春夏通じて初めての甲子園を目指す浜松開誠館、聖隷クリストファーの西部勢に、新チーム結成以降、秋・春と連続でベスト8進出の静岡も頂点を狙います。

第105回全国高校野球選手権記念静岡大会は7月2日、草薙球場(静岡市駿河区)で開会式が行われ、1回戦は7月8日から、順調にいけば29日に決勝戦が行われる予定です。

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