高岡市の高岡関野神社は、30日に営む夏越しの大祓(おおはらえ)で、境内の梅を使ったシロップ「天神甘露(てんじんかんろ)」をかけたかき氷と、氷をイメージした菓子「琥珀糖(こはくとう)」を提供する。境内の梅を加工するのは初めてとなる。
木津祐美子神職が収穫した境内の白梅の実約3キロと高岡産の梅を使い、シロップを作った。神社でまつる天神(菅原道真)から天神甘露とした。
加賀藩が徳川家へ氷を献上したことに由来する30日の氷室開きの文化にちなみ、梅やレモン、マスカット味などの琥珀糖も作った。
天神甘露と琥珀糖は30日午後4時からの大祓で提供される。琥珀糖は7月1、2日も提供される予定。天神の縁日である25日、山田隆芳特任宮司や木津神職、神社で奉仕する「歌舞倶楽部」の子ども巫女(みこ)が天神甘露と琥珀糖を神前に供え、試食を行った。