富山県高岡市末広町の高岡関野神社は、境内の梅の木になった実でシロップを作った。氷に見立てた菓子「琥珀糖（こはくとう）」も用意。30日の「茅の輪くぐり」で参拝者に振る舞う。
境内の梅は近年になって実るようになった。有効利用しようと神職の木津祐美子さんが初めてシロップに加工し、琥珀糖も手作りした。25日はシロップや琥珀糖が神前に供えられた。
同神社の「歌舞倶楽部」に所属する子ども巫女（みこ）らが琥珀糖を袋詰めした。
木津さんは「茅の輪くぐりで心身を清めるのに合わせて、涼やかさも感じてほしい」と話す。シロップは削った氷にかけて提供する。なくなり次第終了。琥珀糖は、余りがあれば7月1、2日も参拝者に配る。
