科学技術振興機構の新たな次世代科学技術チャレンジプログラム、慶應義塾大学など12件採択

科学技術振興機構は、小中高校生の能力を長期的な視野で向上させる教育プログラムを支援する2023年度次世代科学技術チャレンジプログラムに慶應義塾大学の「ジュニアドクター育成」など12件を採択した。

科学技術振興機構によると、このプログラムは主に高校生を対象としたグローバルサイエンスキャンパスと、小中学生を対象としたジュニアドクター育成塾を統合して2023年度からスタートした。

理数系の優れた能力を持つ児童生徒を対象に、探究活動やSTEAM教育、アントレプレナーシップ教育、国際性の付与など、多様で挑戦的な内容の教育プログラムを最長5年間支援する。支援額は上限が1年間1,000万円~4,000万円。2~3月に事業を公募し、全国から寄せられた29件を外部有識者で審査して12件を選んだ。

慶應義塾大学は身近な課題を発見して地球規模の課題とのつながりを理解したうえで、解決策を練って行動に移せるジュニアドクターを養成する。そのために、システム思考とデザイン思考を教え、研究プロセスの基礎を習得させるとしている。慶應義塾大学以外の採択機関は次の通り。

静岡大学、三重大学、鳴門教育大学、津山工業高等専門学校、沖縄工業高等専門学校、国立情報学研究所(共同機関・情報オリンピック日本委員会、情報処理学会)、奈良先端科学技術大学院大学、愛媛大学、東北大学、東京大学、金沢大学

参考:

【科学技術振興機構】「次世代科学技術チャレンジプログラム」令和5年度採択機関の決定について(PDF)

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