北別府さん、出身地で追悼 曽於市民「度胸好きだった」

北別府学さんを追悼するため、鹿児島県曽於市役所に設置された記帳台=26日午前

 プロ野球広島カープで黄金期のエースとして通算213勝を挙げ、16日に65歳で亡くなった北別府学さんの出身地、鹿児島県曽於市で26日、市役所に記帳台が設けられ、訪れた市民が「度胸が好きだった」と別れを惜しんだ。30日まで受け付ける。

 1957年、合併前の旧末吉町に生まれた北別府さんは、76年にカープ入りし、5度のリーグ優勝と3度の日本一に貢献。92年には球団史上初の200勝を達成した。市役所の一角にはこの日、当時の町に寄贈された記念のユニホームやグラブが展示された。

 入団時から応援していたという曽於市の男性は「相手に立ち向かう彼の度胸が好きだった。とても寂しい」と語った。

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