コリーヌ・ベイリー・レイ、7年ぶりの新作から「New York Transit Queen」配信

コリーヌ・ベイリー・レイが、長年に渡って取り組んできたニュー・アルバム『Black Rainbows』のリリースを発表し、リード・シングル「New York Transit Queen」が先行公開された。

このプロジェクトは、シアスター・ゲイツによって収集された、米国シカゴのストーニー・アイランド・アーツ・バンクのオブジェやアート作品にインスパイアを受けたものとなる。アルバムのみならず、コト・ボロフォによる写真集『Refraction / Reflection Of The Arts Bank』、ライブ・パフォーマンス、ビジュアル、レクチャー、エキシビションなどで構成され、彼女がこれまでに発表してきた音楽作品とは一線を画した大胆なチャレンジが繰り広げられる。

「扉を開けてその部屋に入ったとき、私の人生が永遠に変わったと確信しました」とコリーヌは回想し、「このようなアーカイブに関わり、シアスター・ゲイツや彼の作品と出会ったことで、アーティストとしての自身の在り方や、私の作品が持ち得る可能性について、以前とは見方が変わりました。このアルバムの音楽は、見ることによって生まれたもの。私にとって見ることは、聴くことと同じ。見ていると楽曲やサウンドが浮かんできました」と述べている。

『Black Rainbows』のテーマは多岐に渡っており、扱われる題材は、アーツ・バンクのオブジェとの出会いが基になっている。書籍、彫刻、レコード、家具、物議を呼ぶオブジェなど、アメリカの黒人文化の歴史がキュレートされたアーカイブ集が、インスパイアの源だ。本作は、黒人女性としての在り方、呪術、内宇宙と外宇宙、時間崩壊、祖先、超越を促してくれる音楽にまで及んでいる。

さらにアフリカ系アメリカ人のアートへのオマージュとして、アマンダ・ウィリアムズとコト・ボロフォの2人を、プロジェクトのアート・ディレクションとフォトグラフィーの担当者として、それぞれ起用している。

◎リリース情報
アルバム『Black Rainbows』
2023/9/15 RELEASE

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