奄美が梅雨明け 平年より3日早く 降水量多い梅雨だった

26日(月)午前11時の雲の様子

 きょう26日(月)午前、鹿児島地方気象台は、奄美が梅雨明けしたとみられると発表した。平年に比べて3日早く、昨年に比べて4日遅い梅雨明けとなった。

奄美地方の週間予報

 きょう26日(月)の奄美は太平洋高気圧に覆われて晴れている所が多く、名瀬の最高気温は32℃まで上がる見込み。向こう1週間も、奄美は太平洋高気圧に覆われるため晴れる日が多く、蒸し暑い状態が続く見通し。熱中症の危険度が高くなるため、健康管理に注意が必要だ。

今年の梅雨の特徴
 今年の奄美は平年より6日遅い5月18日ごろに梅雨入りしたとみられ、6月26日ごろに平年より3日早く梅雨明けしたとみられる。降水量はいずれの地点も平年を上回り、平年の2倍以上となった所もあった。19日(月)は奄美で線状降水帯が発生し、降り始め(16日09時)~21日15時までの降水量(アメダス速報値)は古仁屋で543.0ミリに達した。

<気象官署及び特別地域気象観測所>
梅雨期間降水量(5月18日~6月25日まで)(速報値)
名瀬   757.5ミリ(平年比144%) 
沖永良部 770.0ミリ(平年比200%)
中之島  1039.0ミリ(平年比125%) 
笠利   590.0ミリ(平年比129%) 
喜界島  725.0ミリ(平年比190%) 
古仁屋  992.0ミリ(平年比207%)
天城   668.5ミリ(平年比156%) 
伊仙   631.0ミリ(平年比150%) 
与論島  487.5ミリ(平年比139%)

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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