「トッププレーヤーではないが…」ミラン移籍が噂される鎌田大地、ミランの元スカウトが見解「重宝される可能性」

[写真:Getty Images]

ミランへの移籍が噂されている日本代表MF鎌田大地(26)に関して、元ミランのスカウトでもあるマッシモ・モラレス氏が見解を述べた。

今シーズン限りでフランクフルトを退団する鎌田。合計5シーズン在籍し、DFBポカールやヨーロッパリーグ(EL)の優勝を経験。チームの主軸として攻撃を牽引していたが、契約満了をもって退団することを決断した。

移籍先としてミランが浮上し、加入間近とも言われた中、テクニカル・ディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏やスポーツ・ディレクター(SD)のフレデリック・マサラ氏が退団したことで、交渉が停滞している。

それでも、移籍は成立するものと見られている状況。その中で、イタリア『トゥットスポルト』のインタビューで、モラレス氏が鎌田について言及。選手としてのタイプを分析。中盤の選手として考えると、良い補強になるだろうとした。

「彼は攻撃的なミッドフィルダー、あるいは今日言われているようなアンダーストライカーの役割を果たしている。彼は良いフィジカルベースを持っているが、スピードはあまりなく、素晴らしいテクニックを持っている」

「彼とは良い契約であり、フリートランスファーでやってくる。スター選手ではないが、ミランにとって重宝される可能性のある移籍だ。アジア市場の注目を集めることもできるだろうが、今のところこの日本人はトッププレーヤーではない」

「彼はもしかしたら、(ラデ・)クルニッチと同じようにセンターハーフとしてプレーできるかもしれない」

「理論上、私はベルギーで活躍し、ミランでもチャンスを得る可能性のある(チャールズ・)デ・ケラエルの方が良いとも言える。ただ、彼は中盤の選手であり、私はウインガーとしては見ていない」

「ロッソネリはレオ(ラファエル・レオン)や(アレクシス・)サーレマーケルスのようなスピードある選手を頼りにすることができる」

「ブラヒム・ディアスのボックスを占領するのか?2人の特徴は全く異なる。2人とも洗練された足が持ち味だが、元ロッソネリの男は小柄でスプリンターだった。確かに、日本人はよりステップがうまく、力強いフィジカルを持っている」

© 株式会社シーソーゲーム