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2023年6月24日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の吉田晴美氏をお招きし、異次元の少子化対策や衆院解散について語っていただきました。
吉田氏が予想する解散のタイミングとは?
【このトピックのポイント】
・異次元の少子化対策は財源の議論を先送りで来年実施は難しい可能性
・少子化対策の内容は一部評価できるものの出生率の改善に直結せずか
・吉田氏は臨時国会冒頭での解散を予想
吉田氏のプロフィールは以下の通りです。
MBAを取得し投資・証券会社に勤めるなどバリバリのビジネスパーソンだった吉田氏。母親が脳梗塞を患った時に高額医療費制度を利用したことが政治の道に進むきっかけだったとのことです。
衝撃的な勝利を果たした2021年の衆院選では、雨にもかかわらず投票所に長蛇の列ができ、これまでの選挙との違いを感じたそうです。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして吉田氏に回答していただきました。
ラブレター公開はやりすぎ?
芸能人の不倫報道に選挙ドットコムちゃんねるMCでおなじみの乙武洋匡氏はSNSで「さすがにラブレター公開はやりすぎ。」と言及。
吉田氏も個人的なやりとりが公衆の面前にさらされることについて「公開いじめっぽい感じがする」と同意しました。
MC鈴木邦和「自分のラブレター公開されたら辛すぎますよね」
吉田氏「やだ!それはもうその場で消えたいっていう感じになると思いますね」
異次元の少子化対策 本当に異次元?
6月1日、政府は異次元の少子化対策の素案を公表しました。
ただ、吉田氏によると財源の議論を年末に先送りしたことで、来年の予算案作成には間に合わなくなるとのことです。吉田氏はその点を踏まえ2024年の政策実施を打ち出す岸田内閣の方針に懐疑的な見方を示しました。
臨時予算に盛り込むという方法もありますが、「財源の話を年末にするのは全然スピード感がない」と議論の先送りを批判しました。
政策の中身については、児童手当の所得制限撤廃や「こども誰でも通園制度」などに対し一定の評価をする一方、特に通園制度については保育士の処遇改善が不可欠とし、現場に対する認識が不足している点を指摘しました。
MC鈴木「需要側をサポートする政策だけど、供給側をサポートする政策が足りないって感じですね」
また、吉田氏は今回の少子化対策が出生率の改善に直結しないのでは、というMC鈴木の意見に同意。出生率を上げるには教育費の負担を軽減することが必要とし、すぐに始められる取り組みとして教育費の所得控除を提案しました。
また、若年層にとって大きな負担となっている奨学金の問題にも触れ、教育の負担を減らすことで子どもたちに進学や職業において幅広い選択肢を提示できる環境の必要性に言及しました。
吉田氏「選択肢を提供できる国になれば、子どもたちの力って無限だと思っているので、全然違う国の活力になっていくと思います」
その財源確保について、吉田氏は「(他の)予算を削るというより経済のパイを大きくしたい」とコメント。企業の内部留保に着目し、内部留保の放出が企業の社会的責任の取り組みや新卒採用のアピールポイントにつながる仕組みを提言しました。
衆院解散した方がよかった?
岸田首相は15日に今国会での衆議院解散を見送ることを表明しました。これには吉田氏も驚いたとのことで「解散あると思って髪切りました」とコメントし笑いを誘いました。
岸田首相の思惑については、解散の意思はあったと吉田氏は推測。その理由として野党の足並みが揃っていないこと、立憲に支持が集まっていないことなどを挙げました。
吉田氏「今やれば勝てるんじゃないかという気持ちはあったと思いますね」
最終的に見送った要因としてはマイナンバーカードの問題に言及。また、前回の衆院選から2年経ってない点や600億円以上とも言われる総選挙費用にも触れ「大義の部分もしっくりこないというのがあったのでは」とコメントしました。
気になる解散のタイミングについて、「臨時国会冒頭」と吉田氏。臨時国会前に内閣改造を実施しフレッシュな布陣で国民の期待を高めるとともに、国会での議論が始まる前に解散するのが岸田首相にとって得策であるとしました。
動画本編はこちら!
異次元の少子化対策にダメ出し!市民の反応は?
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