岡山DC後継企画に向けガイド本 市、イベントや観光名所を発信

 岡山市は、昨夏の大型観光企画・岡山デスティネーションキャンペーン(DC)の後継となる「岡山DCアフターキャンペーン」(7~9月)に向け、市内の関連イベントや観光名所を発信するガイドブックを作った。県内外で無料配布し、観光客の誘致を図る。

 岡山DCで好評だったため今回も運行する「吉備ロマン無料循環バス」は、最上稲荷、高松城址(し)公園、造山古墳、陣屋町足守といった乗降場所を写真入りで掲載。各スポットを巡ると景品がもらえるスタンプラリー、足守地区に設置された七つのキーワードを探す催しも紹介している。

 昨秋リニューアルした岡山城の特集ページでは、城内展示の見どころや期間中のライトアップイベントをPR。旬の地元産フルーツをふんだんに盛ったパフェ、桃が隠し味の「岡山カレー」などご当地グルメの紹介コーナーも設けた。

 ガイドブックは「岡山ハレバレとりっぷ」(カラーA4判8ページ)の名称で2万部用意した。市内の公共・観光施設のほか、県外の観光案内所や高速道路サービスエリアで配布している。

 市観光振興課は「キャンペーンは市内の観光名所の魅力をアピールする絶好の機会。幅広い地域の人に読んでもらい、滞在や再訪につなげたい」とする。

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