大型トレーラーを無許可で通行 法令の車幅を70cm超え大型バスのドアミラーと接触 運送会社経営者らを書類送検

愛媛県宇和島市内で幅3メートルを超える大型トレーラーを許可を得ず通行させたとして、松山と新居浜にある運送会社の経営者らが、道路法違反の疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは、松山市と新居浜市にある運送会社と、それぞれの会社を経営する47歳の男性と55歳の男性です。

警察によりますと、今年3月17日、宇和島市高串の国道56号で、直径3.5メートル、長さおよそ10メートルのタンクを運んでいた大型トレーラーが、大型バスのドアミラーと接触する事故がありました。

この事故について警察が調べたところ、大型トレーラーの幅が法令で制限された2.5メートルを超える3.2メートルあり、走行に必要な許可も受けていなかったということです。

そのため警察は、タンクの運搬を依頼した松山市の運送会社と、実際に運搬にあたった新居浜市の運送会社の経営者と法人が、それぞれ道路法に違反していた疑いが強まったとして、26日に書類送検しました。

大型特殊車両の無許可通行の摘発は、一般道では県内初だということです。

調べに対し、タンクの運搬を依頼した松山の運送会社は容疑を認める一方、新居浜の運送会社は「松山の会社が許可を得たと思っていた」と一部否認しているということです。

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