山下美月×鈴木仁「さらば、佳き日」に金子隼也、勝村政信、中島ひろ子、谷まりあが出演

テレビ東京系で放送中のドラマプレミア23「さらば、佳き日」(月曜午後11:06)の第4話以降に登場するキャストとして、金子隼也、勝村政信、中島ひろ子、谷まりあの出演が発表された。

山下美月と鈴木仁がダブル主演を務める「さらば、佳き日」の原作は、「ひだまりが聴こえる」(文乃ゆき名義)で知られる茜田千氏の同名コミック。ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきた広瀬晃(山下)と桂一(鈴木)は、仲むつまじく穏やかに新しい生活を始める。しかし、2人には誰にも言えない大きな秘密があった。実は2人は“兄妹”。そんな2人を取り巻くさまざまな人間関係を描くヒューマンラブストーリーだ。

金子は、桂一の友人・牧嶋剛(伊藤あさひ)の会社の後輩で、剛に強い憧れを抱いている西田亮太役で、第4話から登場。「一見自由奔放そうに見えますが、実は周りの人のことをちゃんと見ていて、思いやりのあるとてもすてきな人です」と自身の役への印象を語る金子は、「冷静な優しさを持っていて周りに気を使える人なのですが、実は自分の気持ちには気付いていない、少し不器用なところもあり、愛らしいキャラクターだと思います」と分析。また「西田の見どころは、伊藤あさひさん演じる、会社の先輩の剛とのとても繊細な関係性です。各話、各シーンを追うごとに、西田の気持ちが揺れ動いていて、剛への視線や態度にも複雑な感情を抱きながら演じさせていただきました。西田の思いにも注目していただけたらうれしいです」と期待を寄せる。

第5話からは、後に桂一が世話になる出版社「月虹社」の編集長で、民宿「伝屋」の経営もしている山田伝二役を、勝村が務める。演じる山田について、勝村は「優しく実直で、仕事も家庭どころか、関わった周りの誰でも大切にする、人間味あふれる人です。誰からも愛されて、緊張感も持たれない、ちょいと演じるのはプレッシャーを感じてしまうほどの役です」と述べ、「甘く、切なく、優しい物語です。主人公の兄妹に感情移入すればするほど、沼にハマっていきます。この甘く、切なく、優しく、深い沼にどっぷりハマって、深く深く、沈みながら楽しんでいただけるといいなと思います」とアピールしている。

そんな伝二の妻・山田桃子に扮(ふん)する中島は、「のどかな場所で育ったほんわかした雰囲気の女性です。いらっしゃるお客さまを穏やかにさせる、民宿・伝屋の女将さんを演じられたらうれしいです」と桃子の印象を話し、「形にとらわれない、それぞれの愛が見どころです。旦那さん役の勝村政信さんとのやりとりがとても楽しく、撮影中も和気あいあいとしています。晃役の山下美月さんと桂一役の鈴木仁さんも、娘や息子のようにかわいいと思っています。そんな家族愛も見ていただけたらいいな、と思います」と温かい言葉を伝える。

第6話からは、伝二の紹介により桂一と知り合いとなる画家・帆奈(ハンナ)役で、谷が出演する。帆奈は晃と桂一の関係に大きな影響を与える存在だ。谷は「帆奈が桂一、晃との出会いで自分の過去と向き合い、前に進んでいく姿も美しくてそんな帆奈を演じられることを光栄に思いました」と物語のキーマンへの意気込みを語りつつ、「明るく人に接している帆奈ですが、優しい人はなぜ人に優しく接することができるのか、人の痛みを理解し、包んであげることができるのか帆奈の人生を通して味わうことができて、人生の勉強になりました」と得ることも大きかった様子をうかがわせる。

そして、「物語をきっかけに人にはそれぞれ、人生の表裏があることを感じました。人前での自分と、心の中の内側での自分。世間体から求められてしまう自分の形に向き合いながらも心中では反対のことを思ってみたり、違う自分として生きたいと思ってみたり。その不確実な姿が人間らしいと自分の人生と重ねつつもいろいろ考えるきっかけになりました。このすてきな物語にとって、帆奈の登場は物語を大きく動かす存在だと思うので、帆奈の優しさや、桂一、晃の2人に対する思いを皆さんに伝えられるように努めます。帆奈の優しさが皆さんのことも包むことができたら何よりです」と呼び掛けている。

本日6月26日放送・第3話では、晃が家から遠い大学に進学するにあたり1人暮らしをすると桂一に告げる。驚きを隠せない桂一だったが、1人になっても大丈夫なように、晃から家事の特訓を受ける。そんな桂一は就職活動の真っ最中。面接終わりの剛と2人で歩いていると、下校中の高校生たちとすれ違い、彼らを見ながら高校時代を懐かしむ。一方、剛が思い出す高校時代の出来事とは…。

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