車線をはみ出し対向車と衝突する事故が増加 宮城県警が事故多発の市道で安全運転を呼び掛け

宮城県では、車線をはみ出した車が対向車と衝突する事故が増えています。警察は事故が多発している仙台市青葉区の市道で、安全運転を呼びかけるキャンペーンを行いました。

青葉区荒巻本沢の市道で行われた交通安全活動には、仙台北警察署の警察官や交通安全協会のメンバーなど約50人が参加しました。

荒巻本沢では、5月19日に横断歩道を歩いていた70代の女性がワゴン車にはねられ重体となった事故のほか、6月17日には車3台が衝突し70代の男性が死亡する事故が起きています。

警察官らは2つの事故が起きた約500メートルの区間に並び、のぼり旗やハンドボードを掲げてドライバーに安全運転を呼びかけました。

仙台北警察署齊藤智香交通課長「夏場になると、車線をはみ出す交通事故が多くなります。暑くて漫然運転になることもあるので十分注意して運転してもらいたい」

警察によりますと、宮城県では2023年これまでに23件の死亡事故が発生し、前年より11人多い26人が亡くなっていて、事故のうち4割が車線をはみ出した車が対向車に衝突する事故だったということです。

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