東急向け別保険でも情報交換 損保4社、談合疑いで調査

 私鉄大手東急グループ向けの火災保険契約で談合に当たる価格調整を図った大手損害保険4社が、東急グループ向けの別の保険契約でも情報交換していたことが26日、分かった。新たな価格調整の疑いが浮上し、4社は調査を始めた。この保険の幹事社を務めた損害保険ジャパンが共同通信の取材に認めた。

 損保ジャパンによると、情報交換が行われたのは賠償責任保険。東急グループに対し提示予定の保険料水準を巡って他の損保から情報交換の依頼があった。損保ジャパンは「会話を交わしたのは事実だが、当社が価格調整を主導したとは認識していない」とコメントした。

© 一般社団法人共同通信社