花火玉に願いを メッセージ募る 西大寺観音院 7月祭りで打ち上げ

メッセージを書いてもらう花火玉容器を手にする坪井住職

 西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)を主会場に約千発の打ち上げ花火などを行う「夜待まつり」(7月15日)の実行委員会は、花火玉への手書きメッセージを募っている。西日本豪雨から5年の節目を迎えるのを機に初めて企画した。

 メッセージ用の花火玉は直径約10センチで60個分を用意。西日本豪雨にとどまらず全国各地の災害犠牲者への追悼や復興への祈り、身近な人の無病息災といった願いも受け付ける。

 実行委メンバーで企画提案者の坪井綾広・同観音院住職は「花火には死者を鎮魂する意味もあるといわれる。花火玉に文字を直接書くことで思いをより強く込めてもらえれば」と呼びかけている。

 希望者は同観音院(086―942―2058)か岡山商工会議所西大寺支所(086―942―0101)に申し込み、火薬を詰める前の容器に30日までにメッセージを記入してもらう。1個につき協力金千円が必要。

 祭りは午後5時にスタートし和太鼓の演奏や屋台の出店がある。花火は同8時から。

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