露天風呂の日 いで湯の恵みに感謝 真庭・湯原温泉でまつり

砂湯に温泉郷内10カ所の湯を注ぐ巫女や温泉関係者ら

 「6.26(ろてんぶろ)」の語呂合わせにちなんだ「露天風呂の日まつり」が26日、真庭市の湯原温泉であり、地元関係者が神事でいで湯の恵みに感謝し、多彩なイベントで湯客を出迎えた。

 午前6時26分から、湯原町旅館協同組合の高橋忠孝代表理事ら5人が江戸時代に温泉を開いた先祖をまつる「温泉之祖神」を参拝。組合メンバーら約30人で露天風呂・砂湯を清掃した後、巫女(みこ)らが温泉郷内10カ所の源泉から集めた湯や酒、ショウブを注いで清めた。

 神事後は、客が降りしきる雨にもかかわらず、待ち望んだ“一番風呂”を堪能。飲食の出店や地元園児の踊りも楽しんだ。

 まつりに合わせて7月31日まで、旅館などの内湯を割安で利用できる手形を湯原観光情報センターで販売している。高橋代表理事は「温泉の恵みに感謝し、今後も多くの人に楽しんでもらえるようにしたい」と話した。

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