角田裕毅のニュルブルクリンク北コース初走行が決定。ホンダNSX GT3 Evoでノルドシュライフェに挑む

 6月26日、スクーデリア・アルファタウリは、9月9日にドイツ・ニュルブルクリンクで開催される『レッドブル・フォーミュラ・ニュルブルクリンク』において、角田裕毅がホンダNSX GT3 Evoのステアリングを握り、北コースの愛称で知られる全長20.832kmのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走行すると明らかにした。

 同イベントではダニエル・リカルド、セバスチャン・ベッテルらによるF1マシンでの走行も予定されている。

 ニュルブルクリンクで開催される『レッドブル・フォーミュラ・ニュルブルクリンク』への参加が発表された角田は「これまでニュルブルクリンク・ノルドシュライフェをドライブしたことがなかったので、9月のイベントをとても楽しみにしています」とコメント。

「ホンダNSX GT3 Evoでニュルブルクリンクをドライブするのが待ちきれません。これは素晴らしいクルマであり、最高峰のGT3レースで勝利を収めた実績のあるマシンです」

「また、ノルドシュライフェは伝説的なサーキットです。グランツーリスモのゲームでも体験したことがありますが、とても楽しかったです」

 4月にはレッドブルのサードドライバーを務めるリカルドがレッドブルの2012年型F1マシンRB8でデモ走行を行うことが発表されている。6月の発表では、元F1王者のベッテルも本イベントに参加し、e-fuel(CO2排出を抑える合成燃料)を燃料とする2011年型RB7でノルドシュライフェを走行することが発表されている。こちらのRB7は、ベッテルとレッドブルにダブルタイトルをもたらしたマシンだ。

 なお、レッドブルのレギュラードライバーであり、2021年、2022年シーズンF1王者のマックス・フェルスタッペンは、チームがニュルブルクリンク北コースでF1デモ走行を行うことを知り、自分も参加することを希望したが、モータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコから許可されなかったと明かしている。

『レッドブル・フォーミュラ・ニュルブルクリンク』は9月9日に開催される。イベントとチケットに関する詳細は、レッドブルの公式サイト(www.redbull.com/formulanuerburgring)を確認してほしい。

角田裕毅がステアリングを握るホンダNSX GT3 Evo

© 株式会社三栄