マウント獲得交渉が難航するユナイテッド、識者は撤退を予想 「他の選手に向かうだろう」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドはチェルシーのイングランド代表MFメイソン・マウント(24)獲得を諦めたのだろうか。

チェルシーとの契約が残り1年となっているマウント。以前から今夏の退団が噂され、マンチェスター・ユナイテッドやリバプール、アーセナルなどが獲得に乗り出していると報じられてきたが、本人の希望はユナイテッド移籍一択だとみられている。

中盤に厚みを持たせたいユナイテッドもここ最近、3回にわたるオファーをチェルシーに提示。しかし、5500万ポンド(約100億2000万円)の最新オファーを拒否されたことで、マウント争奪戦から撤退を決めたとの見方が強まっている状況だ。

チェルシーは最低でも5800万ポンド(約105億8000万円)+アドオンを要求しているとされ、ユナイテッドも踏ん張り次第で合意を掴める距離にいるように思える。

それでも、イギリス『フットボール・インサイダー』でコラムニストを務める元ウェストハムFWのフランク・マカベニー氏は「これ以上の額を出さないだろう」とし、マウントのユナイテッド行きは実現しないと予想している。

「ユナイテッドはマウントに大きな価値を見出したが、チェルシーが『ノー』と言うなら、他の選手に動くだけだ。マウント本人はもうチェルシーで試合に出るつもりはないだろうし、彼を残すなんて、はっきり言って罪深い出来事だがね」

「心はユナイテッド移籍で決まっていたはずだし、チェルシー残留ならキャリアにおける大きな損失と考えるだろう。それでも、ユナイテッドはマウントを忘れて他の選手を獲得する」

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