いじめによる母娘心中 遺族らが仙台市に再調査を求める署名を提出

5年前、仙台市泉区で当時小学2年生の児童とその母親がいじめを苦に心中したとみられる事件について、遺族らが仙台市に対して再調査を求める署名を提出しました。

亡くなった親子の遺族や、再調査を求める市民団体の代表らが仙台市役所を訪れ、街頭やオンラインで全国から集めた約1万3000人分の署名を提出しました。

この問題は、2018年に泉区で当時小学2年生の女子児童と母親が心中したと見られ、仙台市はいじめによって命や身体、財産などに著しい被害が生じた、いじめ重大事態と判断するのが適当だったと結論づけました。 遺族は、市の第三者委員会がまとめた答申に対し「いじめと心中の因果関係が明らかになっていない」などとして再調査を求めてきましたが、仙台市は5月に「調査は尽くされた」などとして再調査しない方針を明らかにしています。

遺族「まだ議論は尽くされていないと思います。真摯にもう一回受け止めてもらって、真剣に議論していただきたい」

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