ミラン、ロフタス=チーク獲得か…チェルシーとの交渉が約23億円で大詰め

[写真:Getty Images]

ミランがチェルシーの元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)の獲得に近づいているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。

日本代表MF鎌田大地とともに、早期からミランの新戦力候補と言われていたロフタス=チーク。その後、テクニカルディレクター(TD)を務めていたパオロ・マルディーニ氏とスポーツディレクター(SD)のフレデリック・マッサーラ氏が退任したことにより、ミランはロフタス=チークから手を引いたとも報じられていた。

しかし、マルディーニ氏とマッサーラ氏の後を継いだ最高経営責任者(CEO)のジョルジオ・フルラーニ氏とチーフスカウトのジェフリー・モンカーダ氏は、現在チェルシーとの交渉を進めているという。契約の詳細を詰めている状況にあり、移籍金1500万ユーロ(約23億4000万円)での完全移籍が成立する見込み。チェルシーとの契約が2024年6月までとなっているロフタス=チークは、以前から新たな挑戦を求めていたようだ。

また、ロフタス=チークが過去2年間イタリアに居住していないこと、今後2年間イタリアに居住する見込みであることから、ミランは所得税の割合が緩和される「成長令」の恩恵を受けることになるという。その一方、ロフタス=チークの獲得が決まれば、空いている2つのEU圏外枠のうち1つが埋まることになる。

ミランではイタリア代表MFサンドロ・トナーリのニューカッスル移籍が有力となっていることや、負傷離脱中のアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルの復帰に時間がかかることから、中盤の補強が必須となっていた。

チェルシー下部組織出身のロフタス=チークは、2014-15シーズンにトップチームデビューを飾り、チェルシーで通算155試合に出場。その間、クリスタル・パレスやフルアムへのレンタル移籍も経験している。

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