ワグネル反乱でルーブル安 対ドル、1年3カ月ぶり水準

モスクワの両替所で為替レートの電光掲示板を眺める人=26日(タス=共同)

 26日の外国為替市場で、ロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱を背景に同国の通貨ルーブルが対ドルで下落し、約1年3カ月ぶりの安値となる一時1ドル=87ルーブル台を付けた。ロイター通信が報じた。

 金融関係者はワグネルの反乱による「予期せぬ出来事」がルーブル売りを引き起こしたと指摘。週末にかけて状況が迅速に解決したため、さらなる売りが出る可能性は低いとした。市場関係者は「政治が再び投資家心理に悪影響を及ぼしている」と述べた。(共同)

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