ドイツ軍、リトアニアに常駐へ NATOの対ロシア防衛強化

 【ベルリン共同】ドイツのピストリウス国防相は26日、訪問先のリトアニアで、ロシアに接する同国に4千人規模のドイツ軍部隊を常駐させる用意があると明らかにした。ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、北大西洋条約機構(NATO)の防衛力を強化する。

 ピストリウス氏は、常駐するためのインフラ整備が必要だとし、時期は明言しなかった。DPA通信によると、ドイツ軍は既に数百人の自国軍兵士を含むNATO多国籍部隊をリトアニアで率いている。

 民間軍事会社ワグネルがロシアで反乱を起こしたことを受け、ロシアに接するリトアニアなどバルト3国は警戒を強めている。

© 一般社団法人共同通信社