【北京共同】中国の外交担当トップ、王毅・共産党政治局員は26日、米民間団体、米中関係全国委員会の幹部として訪中したルー元米財務長官と北京で会談した。中国外務省が発表した。王氏は「同委員会が(両国の)友好交流を促進し続けるよう望む」と訴えた。
ブリンケン国務長官が訪中して習近平国家主席や王氏らと会談するなど、米中間では最近、対話が再開している。
王氏は、関係悪化の原因は米側にあるとする従来の主張を繰り返した。同時に習氏の言葉を引用する形で、両国関係の基盤は民間だと強調し「両国民の友好が続くよう希望している」と述べた。ルー氏は経済切り離し(デカップリング)に反対の立場を表明したという。