【タイ】BYD販社、下期にEV2モデルの販売開始[車両]

中国の大手電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)のEVを販売するタイのレバー・オートモーティブは、下半期(7~12月)にEV2モデルの販売を新たに開始すると発表した。ショールーム・サービスセンターも出店を増やす。プラチャーチャート・トゥラキットの最新号が報じた。

近く販売を開始するEVの1モデル目は先の自動車展示・販売会「第44回バンコク国際モーターショー」で発表した小型車「ドルフィン(中国名:海豚)」。既に1,000人超の顧客が予約権を獲得している。販売価格は70万バーツ(約285万円)を切り、タイ国トヨタ自動車(TMT)の小型セダン「ヤリス」やホンダ「ジャズ」の対抗車になるとみられている。もう1モデルのEVは第4四半期に発売する予定だ。

EVのラインアップ拡充を受け、ショールーム・サービスセンターの増設も進める。現在は全国で40カ所超を開設済みで、第3四半期中に85カ所、年内に計113カ所まで増やす計画。レバー・オートモーティブはディーラー1社に少なくともショールーム・サービスセンターを4カ所以上設置するよう求めている。1社に複数県の販売を担当させることにより、BYDのディーラー同士の競合を防ぐ狙いがあるという。

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