坂口健太郎が告白!「CODE-願いの代償-」撮影現場でかなえたい願いは?「一番いろんな人に迷惑がかかる」

坂口健太郎が主演を務め、染谷将太が共演する、日本テレビ系で7月2日にスタートする連続ドラマ「CODE-願いの代償-」(日曜午後10:30=読売テレビ制作)の制作発表会見が行われ、坂口、染谷のほか、松下奈緒、堀田真由が登壇した。

「CODE-願いの代償-」は、台湾で大ヒットした「浮士德遊戲(英題:CODE)」(2016年)、「浮士德遊戲2(英題:CODE2)」(19年)が原作。そこに、日本版としてオリジナル要素がふんだんに入れ込まれる。婚約者を失い絶望の淵に落ちた刑事・二宮湊人(坂口)が、その死の真相を追い求める中、どんな願いもかなえるという謎のアプリ“CODE”を手にすることで展開される物語。果たして、恋人の死の真相とは? 謎のアプリの背後に潜む陰謀とは? 幾重にも重なる事件と欲望が渦を巻く、ノンストップ・クライム・サスペンスだ。染谷は“CODE”の謎を追うフリーの記者・椎名一樹に扮(ふん)する。堀田は、椎名と共に“CODE”の背後に潜む陰謀を追うハッカー・三宅咲役。そして、松下は二宮が追い求める婚約者の死の真相につながる鍵を握る謎の女性・三輪円を演じる。職業、過去、家庭環境のすべてがベールに包まれた円は、二宮の周囲で不穏な気配を見せ、行動を監視する。

作品の見どころについて、坂口は「冒頭で婚約者、最愛の人を亡くしてしまって、そこから物語が始まっていくのですが、僕が演じる二宮が動くトリガーになっているのが、恋人を亡くしたこと。1話で恋人を亡くしてどん底から始まるので、なかなか大変なエネルギーを使う芝居が多いのですが、恋人の真相を探り、そこで“CODE”というものを知る。そのすり減っていく生きざまは見どころになっているかなと思います」と語った。加えて、撮影の中で大変だったことを問われると「アクションは大変なことの一つではあるんですが…。お芝居をしてても(気持ちが)晴れやかではないシーンが多い。抑圧されながらいろんなものに翻弄(ほんろう)されて動いていく。感情を殺しながら動く瞬間が多いので、それは大変だなって思いますね」と明かした。

そして、染谷は「ノンストップクライムサスペンスはすごく好きなので…楽しいです」と笑顔を見せ、「本当に楽しくて、台本も面白くて、本当に毎回山場。演じがいもありますし、皆さんの役に核があって、過去が複雑に絡み合っていくので、そこも見応えがあります」とアピールした。

対して謎の女を演じる松下は「謎の、ということで今回どこまでお話すればいいのか難しいところではあるのですが…。どういう立場で、何を皆さんと一緒に追いかけているのかが、ミステリアスな部分ではあります。なぜ謎と呼ばれているのかは、ずっと見続けていただかないと謎が解けないと思います」と語った。続けて、撮影の裏話として「ほぼ1人のシーンが多い。今日皆さんとちゃんと笑って話したなと思って…。なので今日皆さんとちゃんと顔を合わせたのがうれしかったです」と笑った。

また、堀田も「私の役はハッカーということで、今後皆さんの過去が暴かれていく中で咲の過去も分かってくると思うのですが、松下さんと一緒で、言えることが少ない…」と告白。「でもハッカーを演じる上でギャップを持たせたいと思って、髪を巻いてみようと。こんなふわふわしたかわいらしいタイプの人が、パソコンスキルのある人だったら面白いと思ったのですが、ビジュアル撮影の時に、椎名さん(染谷)とペアになることが多いのですが、すごく髪形が似ている…」と明かして、会場の笑いを誘った。

ドラマの内容にちなみ、撮影現場でかなえたいことを聞かれた4人。プロデューサーから極力かなえると伝えられると喜びの表情を見せ、まず堀田は「マッサージを呼んでほしい」と回答。「ハッカーの役は肩がこりますね。パソコンの前にずっといて、猫背になっちゃいますし。私だけじゃなくて、皆さん日々お疲れだと思うので、リラクゼーションルームがあればいいな~」とおねだり。それには坂口も「(アクションなどで)体を酷使するので、うれしい」と共感。続いて松下は「BBQ(バーベキュー)」、染谷は「サウナホシイ」と熱望。「バーベキューとサウナとマッサージ、完璧!」と盛り上がる中、坂口は「今日は会見だけで終わりたい」と切実な願いを明かし、これには笑いが起きた。「今日この後、24時まで撮影あるんですけど、バラシってなったらバーベキューもできるし! まとまったね」と喜んだ。しかし「CODE」と同様、代償があるかも…という指摘に、坂口が「一番いろんな人に迷惑がかかるのは俺の…(願い)」と肩を落とした。

坂口自身は、同局で6月まで出演していた連続ドラマ「Dr.チョコレート」に続いて、異例の同局2クール連続の主演を務めることでも話題になっている。このことについて聞かれると、「2作連続っていうのは実際やってみると、周りの方々からはすごく大変だねって声をかけていただくんですけど、もちろん大変なんですけど、意外に自分の中でこうしなきゃいけないとか、あえて意識することは正直なかった。朝起きて現場に入って、メークをして衣装を着させてもらって、共演者さんと相対した時に勝手に切り替わってる自分がいた。もともとそうでしたが、役が抜けないとかの感覚もなく、そこまで切り替えのエネルギーは要してなかったかもしれないですね」と明かした。「ただ2クール連続ということで、クールな男というキャッチコピーが生まれて、(視聴者の方に)楽しんでもらうために、演じ分けみたいなものはちょこちょこ意識していたかもしてないですね」と話した。

最後に、あらためて視聴者へのメッセージを聞かれると「今回この作品は挑戦的なことをやろうとしているなと感じていて。1時間のドラマは家事だったり、何かをしながら共有することが多いと思うのですが、この作品は“ながら”していると追いつけない。だから1時間を『CODE』のためにください。それがすごく見ていただく方に伝えたい言葉。一瞬で物事が進んでいくし、一瞬で感情が切り替わったりするので、1時間だけこの『CODE』って作品にいただけたらうれしいです」と呼び掛けていた。

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