夏本番へ準備万端!? 熊谷で「雪くま」試食会 市内5店舗が新作を無料配布 「食べて夏乗り切りたい」

試食会で「雪くま」の新作を受け取った来庁者たち=26日午前11時45分ごろ、埼玉県熊谷市役所

 熊谷の創作かき氷「雪くま」の試食会が26日に埼玉県熊谷市役所で開かれ、市内5店舗が新作各店限定50食を来庁者に無料配布した。新型コロナウイルスで新作発表会は中止していたが、今年は4年ぶりに試食会を開催。市民らも訪れ、日本一暑いまちの夏を冷やす名物スイーツに舌鼓を打った。

 雪くまは熊谷の水を凍らせた貫目氷を使い、雪のようなふんわりとした食感に仕上げ、オリジナルのシロップをかけたかき氷。2006年から販売が始まり、販売店でつくる雪くまのれん会には今年新たに6店舗が加わり、現在33店舗が加盟している。

 昨年に続き今年も「スマホdeスタンプラリー」を7月1日から8月31日まで実施。熊谷まちあるきアプリ「くまぶら」内で雪くま提供店舗を巡るデジタルスタンプラリーを行う。店舗のスタンプを3個か10個集めた人や全33店舗を制覇した人にはオリジナルグッズをプレゼントする。

 新たに今年の雪くまを紹介するチラシも作製。表面では新店舗6店舗、裏面では定番のメニューを紹介している。1万部を作成し、雪くま提供店舗をはじめ、市内の公共施設や商業施設、宿泊施設、近隣の市町で配布する。

 試食会では茶の西田園が「極濃抹茶」、三河屋が「ほうじ茶」、Cafe&CBD SYNTHISTが「The Venus~プリン~」、FORTE bluが「ベルガモット香る音の檸檬(れもん)氷 フォルテブルー」、ホシカワカフェが「オーガニックアーモンドミルクとエスプレッソ」を振る舞った。

 市内から訪れた20代女性は「すごくおいしかった。雪くまを食べて、暑い夏を乗り切りたい」と話していた。

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