スカマッカ獲得難航のローマ、レスターのダカ獲得に方針転換か

[写真:Getty Images]

ローマがレスター・シティのザンビア代表FWパトソン・ダカ(24)への関心を強めているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

ローマはイングランド代表FWタミー・エイブラハムがセリエA最終節のスペツィア戦で左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負い、新シーズンも多くの試合で欠場することが確実に。クラブは現在、エイブラハム不在の穴を埋めるストライカーを探している。

しかし、トップターゲットだったウェストハムのイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ(24)については交渉が難航。ローマがレンタルでの加入を希望しているのに対して、ウェストハムはあくまで完全移籍を求めていることから、獲得を断念する可能性が高まっている。

これを受けて、ローマは代替案を模索しており、ダカの獲得を検討しているとのことだ。ダカの所属するレスターは今シーズン低空飛行が続き、最終的にプレミアリーグ18位で降格が決定。人件費の削減が必要になっていることから、ローマは買い取りオプションの付随したレンタル移籍を打診する構えだという。

スポーツディレクター(SD)のチアゴ・ピント氏と最高経営責任者(CEO)兼ゼネラルマネージャー(GM)のリナ・ソウルコウ氏は現在ロンドン入りしており、交渉を始める準備がある模様だ。

ダカは2021年夏にレッドブル・ザルツブルクからレスターに加入。今シーズンは不振のクラブで本領を発揮できず、プレミアリーグで30試合に出場しながら4ゴール4アシストの成績にとどまった。

© 株式会社シーソーゲーム