柔道、3位のウルフに「成長」 鈴木監督、復調を評価

オンラインで取材に応じる柔道男子日本代表の鈴木桂治監督=27日

 柔道のグランドスラム・ウランバートル大会から帰国した男子日本代表の鈴木桂治監督が27日、オンラインで報道陣の取材に応じた。100キロ級で3位となり、復調の兆しを見せた東京五輪覇者のウルフ・アロン(パーク24)について「勝負どころの詰めができている試合が多かった。精神的、身体的な成長を感じた」と評価した。

 ウルフは東京五輪後の2度の国際大会でいずれも初戦敗退していた。パリ五輪代表争いへ勢いづく好成績に、鈴木監督は「100キロ級に緊張感が生まれる大会になった」と位置づけた。

 女子の増地克之監督は、78キロ超級で優勝した冨田若春(コマツ)をたたえた。

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