ひとりの若き女性バレエ・ダンサー 第二の人生を描く 「ダンサー イン Paris」公開決定

パリ・オペラ座バレエ・ダンサーのマリオン・バルボーが映画初主演した、セドリック・クラピッシュ監督最新作「ダンサー イン Paris」が、2023年9月15日より劇場公開されることが決まった。

パリ・オペラ座バレエ団で、エトワールをめざす主人公のエリーズ。幼少期からバレエ一筋の日々を送ってきた彼女だったが、夢の実現を目前に恋人の裏切りから心乱れ、本番中に足首を負傷。医師から踊れなくなる可能性を告げられる。踊ることをなかば諦め、新しい生き方を模索する失意のエリーズだったが、仕事で訪れたブルターニュで注目のダンスカンパニーと出会う。これまでのバレエとは違う、独創的なコンテンポラリーダンスが生み出される過程を目撃し、やがて誘われるまま練習に参加したエリーズは、未知なるダンスを踊る喜びと新たな自分を発見していく。

監督を務めるのは、「スパニッシュ・アパートメント」「パリのどこかで、あなたと」のセドリック・クラピッシュ。思春期の頃から一観客としてダンスへの情熱を燃やし続け、多種多様なダンスステージを鑑賞し、監督としては2010年にパリ・オペラ座バレエのエトワールであるオーレリ・デュポンのドキュメンタリー「オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に」を完成させたクラピッシュが、「いつかダンスをテーマとしたフィクション映画を作る」という20年来の構想を実現させた。

エリーズを演じるのは、パリ・オペラ座のバレエ・ダンサーであるマリオン・バルボー。ダンスシーンに一切のスタントを使わないと決意したクラピッシュ監督が、映画初出演にもかかわらず主演に抜擢(ばってき)した。セリフなしで展開するオープニングの15分間に渡るバレエシーンなどで見事なダンスを披露する。

【作品情報】
ダンサー イン Paris
2023年9月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
配給:アルバトロス・フィルム、セテラ・インターナショナル
© 2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON-ROQUES

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