M-1ルール変更に異論噴出!? ベストアマ賞にウエストランド井口は毒舌「去年は信じられないペースで解散」

M-1グランプリ2023の開催が27日、発表された。12月に決勝が行われ、ABCテレビ・テレビ朝日系で生中継されることが決定。この日から、出場者のエントリーが始まった。

都内で行われた開催会見には、2022年王者のウエストランドとファイナリストのオズワルド、キュウ、ダイヤモンド、ヨネダ2000、ロングコートダディが登場。初の決勝進出を目指すシンクロニシティ、ビスケットブラザーズ、ななまがり、ママタルトも姿を見せた。

2022年は史上最多の7261組が出場。会見では、MCで麒麟の川島明、ABCテレビの斎藤真美アナウンサーからM-1のルール変更が発表されたが、なぜか有利になるはずの会見出席者から異論が噴出した。

1回戦出場が免除になるシード枠が、昨年の準決勝出場組から準々決勝出場組へ拡大。106組が2回戦からの出場となった。失格となるネタの超過時間が、1回戦はこれまでの30秒から15秒と短くなった。

今年から「ナイスアマチュア賞」「ベストアマチュア賞」に加え、地方漫才師やキッズ漫才師を応援する企画が新設されたが、オズワルドの伊藤俊介(33)は「地方漫才師!?地方漫才師に対する侮辱だよ!沼津(ラクーンよしもと劇場)が本気で狙いに来るぞ」と異を唱えた。

すべての予選を通じて最高得点を獲得したアマチュア組に贈られるベストアマチュア賞は継続するが、ウエストランドの井口浩之(40)は「ベストアマチュア賞に去年選ばれた深海魚が吉本にそのまま入って、信じられないペースで解散した」と、M-1グランプリ2022でのベストアマチュア賞獲得をひっさげ吉本入りしながらも今年5月に解散したきょうだいコンビ・深海魚を引き合いに出した。

川島が「もとをただせばベストアマチュア賞でブレークしましたので、ベストアマチュア賞は継続でございます」とフォローしたが、井口は「変に始めちゃったので、選ばれたばっかりに。すごいペースで解散した」とたたみかけると、吉本勢から「うるさいな」「笑うな」とヤジが飛んだ。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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