冷却水流出で海面が赤色に、沖縄 オリオンビール工場から

オリオンビール名護工場から赤く着色された冷却水が流れ込んだ名護漁港=27日午後4時31分、沖縄県名護市

 27日午前5時40分ごろ、沖縄県名護市の名護漁港付近で、川から海に赤い液体が流れ出ていると名護署に通報があった。連絡を受けた名護海上保安署職員が、オリオンビール名護工場=同市東江=から流れ出ているのを確認した。人的被害は確認されていない。

 名護海上保安署によると、液体はビールタンク冷却装置の冷却水で、タンクに混入した際に確認しやすいよう食紅で着色されていた。何らかの原因で装置が故障し、流出したとみられる。

 オリオンビールによると、冷却水には「プロピレングリコール」という食品添加物を使用。人体や環境に影響はないとした。同日午前9時半ごろ、流出が止まったことを市職員と確認した。

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