アニメ版で一倉颯を演じた小林千晃がドラマ「クールドジ男子」にカメオ出演。NCT 127・中本悠太の印象は?

声優の小林千晃が、テレビ東京系で放送中のドラマ25「クールドジ男子」(金曜深夜0:52)の6月30日放送・最終回に、カメオ出演することが分かった。

「「クールドジ男子」の原作は、「ガンガン pixiv」(スクウェア・エニックス)で連載中の那多ここね氏による同名漫画。偶然描き上げた「“クール”で“ドジ”なイケメン男子」の一枚絵のイラストをTwitterに投稿したことがきっかけとなり、女性ユーザーを中心に「癒やされる」「イケメンすぎる」と拡散された。2022年10月にはテレビアニメも放送された人気シリーズだ。

ドラマでは、NCT 127・中本悠太が“羞恥心アリ反省タイプ”の大学生・一倉颯、藤岡真威人が“強がりストイックタイプ”の高校生・二見瞬、桜田通が“無自覚無痛タイプ”の会社員・三間貴之、JO1・川西拓実が“受け入れ前向きタイプ”の専門学生・四季蒼真という、タイプも職業もバラバラな“クール”で“ドジ”なイケメンをそれぞれ演じている。

小林は、アニメ「地獄楽」など数々の話題作に出演する人気声優で、アニメ版「クールドジ男子」では颯の声を担当しており、今回が実写ドラマ初出演。颯がいつも立ち寄っているコンビニエンスストアの店員役としてカメオ出演する。

出演にあたり、小林は「とにかく楽しみました。自分がアニメで演じた役を、ドラマでは中本悠太さんが演じられて、自分が店員役として受けるので、すごく不思議な経験だなと」と“ダブル颯”共演に喜び、初の実写ドラマ出演についても「やっぱりドラマのお芝居とアフレコのお芝居ってもちろん通ずるところもあるけど全然違うものなので、それもすごく新鮮で面白かったです」と、声優と俳優の違いを楽しみつつ撮影を終えたことを報告。

中本との共演については「いやもう颯でしたよ! 完全に!」と太鼓判を押し、「アニメをすごい見ているとおっしゃってくれて、原作やアニメへのリスペクトを感じました。しぐさとか、ちょっとしたしゃべり方とかを熱心に研究されているのを感じました」と、中本の役柄に向き合う姿勢の素晴らしさを強調した。

そして、あらためて「大きな出来事が起きるとか、劇的な何かが変わる作品ではないですが、ドジをしたり、反省したり、成長していく等身大の若者たちに、共感や応援したい気持ちを育める、とても身近な作品だと思います」と作品の魅力を語り、「原作を読んでいて、実写映像化しやすい作品だなとも以前から思っていました。原作やアニメのファンもぜひドラマに注目してもらいたいし、ドラマで知った人が原作やアニメにも興味をもってくれたらな」と期待。

俳優の仕事に関しては「機会があればやらせていただきたいですが、僕自身、本業というか、今は声のお仕事をメインでやらせていただいているので、まずは声の仕事を頑張りつつ、そんな小林を見て、いいなって思ってくださる方がいたら、ぜひほかのお仕事もチャレンジさせていただきたいと思っています。前向きではあります」と話し、最後に自身の“ドジエピソード”として「ドジではないですが、靴を買って、その1週間後ぐらいに50%オフになることがありましたね…。よくよく見ると、チラシやホームページに月末セールとか書いてあるんですよ。それをちゃんと見ていればよかったんだなと。ドジというかショックです。すっごいへこみました。結構買ってしまったんですよ(笑)」と明かしてくれた。

最終回。颯、瞬、蒼真の3人は、あさみ(佐藤玲)のカフェに集まった。目の前のことに全力で取り組む瞬、仕事が順調な三間、デザインを生き生きとする蒼真の姿を横目に、颯は1人将来について悩んでいた。そんな中、瞬から宿題の手伝いを頼まれ、小説家・五十嵐元晴(瀬戸利樹)があさみのカフェに訪れる。憧れの五十嵐を前に緊張している颯。五十嵐はそんな颯となんとか打ち解けようとする――。

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