女子プロレス・スターダムの”ハイスピード・フェアリー”なつぽいが、7月2日(日)横浜武道館で2015年デビューの同期である安納サオリとの一騎討ちへ覚悟を明かした。
なつぽいは25日の代々木大会で、KAIRI&中野たむとのタッグで舞華&鈴季すず&星来芽依に勝利後、安納戦について「私は本当にこの試合にすべてを懸けてるし、この試合がプロレス人生でなくてはならない試合だって、今は本気で思えてるので。今のなつぽいを思いっきりぶつけるのみで、当たり前にサオリから3取って、このスターダムでやってきたことがこういうことなんだぞ、ここまで輝けるようになったんだぞってところを見せつけてやりたいと思います」と語っていた。
©STARDOM 6.25代々木大会
ーー対戦が決まってから会見や前哨戦を行ってきて現在の心境は？
「今は戦うことに何の怖さもないし、不安もないし、メラメラと燃え上がってるっていうのが一番です。負けたくないっていう気持ちをデビューしたての頃からサオリには直接絶対に負けないとかたんか切ってきたんですけど、そのときの気持ちを今はすごく思い出してます。
もうやるしかないなというか、スターダムで培ってきた、自分のいろんな経験をさせていただいてたものをサオリに思いっきりぶつけるときだなっていうのを感じてます」
ーー現在のその感情はどういう感情ですか。負けたくないなのか、ライバル心なのか、嫉妬なのか、いろんな感情があると思いますが。
「嫉妬が始まりだと思うんですよ。同期ってやっぱりそういうもんだと思うんです。プロレスでの勝ち負けだけじゃなくて、ポートレートの売り上げとか。昔はそれこそ『サオリは何枚売れましたか？私、何枚売ってますか？』っていうのも気にするぐらいで。
だから嫉妬みたいなものから始まるものもあり、負けたくないっていう気持ち…うーん、なんだろう…プロレス界でいろんな人に出会ってきたけど、サオリを超える人がいなくて。負けたくない気持ちも、ライバルっていう気持ちも、今言ってくださったやつ（いろんな感情）が全部ひとまとめでサオリなんです。
だけど、仲良きライバルって言ったらすごく仲良いいなって感じに思われてしまうかもしれないけど、私にとってサオリってなくてはならない存在で、太陽と月みたいな。プロレス人生において本当に負けたくないが強すぎて、ぶつかることも怖かったんですけど。
でもサオリがいなければ今の私はいなくて。サオリはなくてはならない存在であり、絶対負けたくない存在だから、良きライバルって言ったら良きライバルなのかもしれないんですけど。今の感情としては、サオリを上回らないと気が済まないという感じです」
ーーやってみないとわからないかと思いますが、7月2日に対戦した後は2人の状態や関係性はどうなると思いますか？
※4月にKAIRI、安納サオリとアーティスト王座を獲得
「…多分なんですけど、私は（中野）たむちゃんのことを思うとコズエンにサオリもいてくれて、仲良くやるっていうのがみんなも求めてるだろうし、たむちゃんもそうしてほしいと思う。けど、私は正直そこはどっちでもいいと思ってて。
戦ってみないとわからないけど、戦ってみたときにサオリが対角でいた方がいいと思うんだったら私もそう思うし。逆にさっき言った仲良きライバルじゃないけど、ライバルで負けたくない存在だけど、一番近くて家族みたいな存在でもあるサオリは何の気も使わずに一緒にいれて、何でも話せる相手なので、隣にいたら本当にベストな相手だとは思ってます」
ーー今のお話を聞くとどうなるか本当に分からないですね。
「そうですね。その判断はどっちになろうと私は受け入れる覚悟です。別れる結果になったとしても後悔はしないです」
負けたくない相手であり、何でも話せる存在でもある安納サオリとの戦いはどんな試合になるのか。そして、戦い終えた2人はどのような関係になっているのか。注目の一戦は7月2日（日）神奈川・横浜武道館で行われる。
『STARDOM MidSummer Champions 2023〜真夏の王者たち〜』
日時：2023年7月2日（日）開場15:20開始17:00
会場：神奈川・横浜武道館
▼インディアン・ストラップ・マッチ
なつぽい vs 安納サオリ
※互いの腕を皮ひもで結び付けて戦う。皮ひもを凶器としての攻撃は認められる。
スリーカウントを奪った選手は、皮ひもで相手を引きずり、全４コーナーをタッチしながら１周することで勝利となる。
なお、引きずり途中で相手が起き上がってきた場合は、再びスリーカウントを入れなければならない。
【スターダム】”最強”を目指すなつぽいが”怪物”橋本千紘と奇跡の一騎打ち「まっすぐ受け入れてくれたことを後悔させたくない」
【スターダム】クイーンズクエストが大江戸隊との全面戦争に勝利し鹿島が強制脱退に！林下「もう絶対にリーダーとして失望させない」
