超小型衛星2機相乗りへ H3の2号機、JAXA

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、本年度後半の発射を計画している新型主力機H3ロケット2号機に、2機の超小型衛星を相乗りさせる方針を示した。文部科学省の宇宙開発利用部会で報告した。

 2機のうち1機は、キヤノン電子の光学衛星「CE―SAT―1E」(縦50センチ、横51センチ、高さ85センチ)で、デジタルカメラのように地上を撮影できる。失敗したH3の1号機に搭載され、失われた地球観測衛星「だいち3号」の役割を補うことが期待される。

 もう1機は宇宙システム開発利用推進機構などが開発する「TIRSAT」(縦10センチ、横10センチ、高さ30センチ)で赤外線センサーを搭載。

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