飲酒運転で店側に罰則も 改正条例28日施行

飲酒運転で店側に罰則も 改正条例あす施行

 2021年、千葉県八街市で児童5人が死傷した飲酒運転事故を受けて成立した県の飲酒運転根絶条例の内容を強化し、飲食店への罰則規定などを設けた改正条例が、事故から2年となる6月28日施行されます。

 28日に施行される改正条例では、酒類を提供する飲食店側への対策が強化されます。

 飲食店に対してはこれまでも、酒類を提供する際、客の交通手段を確認するなどの「努力規定」がありました。

 改正条例では、客が飲酒運転で検挙された場合にはこれが義務となり、県は立ち入り調査で確認した上で、対応していなければ必要な指示をします。

 さらに、指示に従わない場合は店名を公表したり、指示がわかる書面を店内に掲示するよう命令したりし、命令に違反すると5万円以下の過料を科す罰則規定を設けました。

 このように飲食店への対策が強化されることについて、店側はどう考えているのでしょうか…。

旨いもん食堂かどや オーナー 澤永真佐樹 さん
「それ(飲食店への対策強化)は良いことだと思う。事故を起こして大変な目に遭うのは被害者が一番だが、運転者も大変なことになるし、店も嫌な気持ちになる。罪の意識ではないが、そういうのがないよう心がけていきたい。声かけをして」

 改正条例は、八街市の事故からちょうど2年となる28日施行されます。

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