NY円、一時144円台 7カ月半ぶり円安水準

主要通貨の紙幣。(左から)米ドル、英ポンド、中国の人民元、日本円、ユーロ

 【ニューヨーク共同】27日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=144円台を付けた。昨年11月以来、約7カ月半ぶりの円安ドル高水準。米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが進んだ。

 午前10時半現在は、前日比34銭円安ドル高の1ドル=143円79~89銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0952~62ドル、157円58~68銭。

 朝方発表の米経済指標で、景気の堅調さが示されたことから米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが続くとの観測が高まった。大規模な金融緩和を続ける日銀との方向性の違いが改めて意識された。

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