【大井・優駿スプリント】フジコチャンが好位から抜け出す…森泰斗「理想的な位置」

27日、大井競馬場で行われた11R・優駿スプリント(S2・3歳オープン・ダ1200m)は、森泰斗騎乗の3番人気、フジコチャン(牝3・大井・荒山勝徳)が快勝した。1馬身差の2着にポーチュラカ(牝3・船橋・渋谷信博)、3着にメンコイボクチャン(牡3・船橋・渡邊貴光)が入った。勝ちタイムは1:11.7(良)。

1番人気で矢野貴之騎乗、シロイトイキ(牝3・大井・森下淳平)は8着、2番人気で本橋孝太騎乗、リベイクフルシティ(せん3・大井・宗形竹見)は14着敗退。

1着 フジコチャン
森泰斗騎手
「いつもいい状態で連れてきてくれているのですが、入れ込んでしまう馬で、浦和桜花賞は全く競馬にならずレース前に終わってしまっていたのですが、今日はそのへんの対策も施してきて力どおり走れたと思います。(道中の流れについて)少しペースが速いと思っていましたが、昨日から競馬が前残りばかりでしたので、なるべく前のほうに付けたいと思っていましたので、理想的な位置だったと思います。(追い出してからの感触は)早いペースに付いていっているのでしっかり反応したという感じではないのですが、最後疲れているなかで、頑張って走り切ってくれたと思います。落ちついてレースに臨めるようになってほしいというのが大きな課題ですが、今日はクリアしてくれました。今日は応援ありがとうございました。この馬に乗りたくて、協同開催で浦和ではなく大井に来ましたので勝ててホッとしています。最近は大井のジョッキーが活躍してて、僕のことを忘れられないように今日、存在感を出すことができてよかったです。また頑張りますので応援よろしくお願いいたします」

半兄はテイエムサウスダン

優駿スプリント・フジコチャンと森泰斗騎手 (C)東京シティ競馬

荒山勝徳調教師
「オーナーとの話し合いで(フジコチャンの)兄も短距離馬なので短距離路線に変えてみようとなり、前走の若潮スプリントから短い路線に変更しました。外だったのでどうかなと思っていましたが、森騎手に任せました。スタートしてからちょっと行き過ぎかと内心心配しましたが、結果それが良かったのかなと思います。前回は短いところでもできる感触があったので今回地元でまた重賞を勝てて良かったなと思います。(直線について)手応えはありそうだったので前は交わせるかなと思っていましたが、後ろから強い馬もいますし、差してくる馬が来ないでくれれば、凌いでくれればと思って見ていました。入れ込みがきつい馬なので前回から色々な工夫をしてそれが段々良い方向に向いてきているのかと思います。(次走の予定は)馬の上がりを見てオーナーと相談します。現段階では白紙です。これからは1400mまでの距離を考えながら使っていくと思います。今日はフジコチャンの強い競馬が見せられて良かったと思います。今度ももっと力をつけてくれると思っているのでまた牡馬との対決も含めてこれから楽しみになってきました。また応援よろしくお願いします」

フジコチャン 8戦4勝
(牝3・大井・荒山勝徳)
父:エスポワールシチー
母:ムービングアウト
母父:Langfuhr
馬主:兼松康太
生産者:ヤスナカファーム

【全着順】
1着 フジコチャン 森泰斗
2着 ポーチュラカ 藤本現暉
3着 メンコイボクチャン 澤田龍哉
4着 ウインドフレイバー 的場文男
5着 ボルドートロギル 野畑凌
6着 ラヴラブクロフネ 西啓太
7着 スタードラマー 和田譲治
8着 シロイトイキ 矢野貴之
9着 デザートウインド 山崎誠士
10着 マテリアルガール 今野忠成
11着 クラティアラ 御神本訓史
12着 サグアロ 笹川翼
13着 グリーリー 古岡勇樹
14着 リベイクフルシティ 本橋孝太
15着 パクスロマーナ 池谷匠翔
16着 ハーンドルフ 本田正重

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