NY円、一時144円18銭 7カ月半ぶり円安水準

 【ニューヨーク共同】27日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=144円18銭と昨年11月以来、約7カ月半ぶりの円安ドル高水準を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ再開観測が強まって米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが進んだ。

 午後5時現在は、前日比58銭円安ドル高の1ドル=144円03~13銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0956~66ドル、157円82~92銭。

 朝方発表された米経済指標が市場予想を上回り、景気が堅調なのを示した。このため、FRBが7月の会合では利上げを再開するとの見方が強まった。

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