<農家の特報班>牛乳「日常的に飲む」76% 朝派が最多、夫婦の仲直りにも?

牛乳、飲んでる? 6月は牛乳月間。本紙「農家の特報班」がLINEでアンケートをしたところ、76%の人が牛乳を「日常的に飲んでいる」と回答した。牛乳が「おいしい!」と感じる瞬間や、お気に入りの牛乳の飲み方についても多数の投稿が寄せられた。

風呂上がりに”晩酌”

アンケートは7~16日、LINEで「農家の特報班」の友だち登録者を対象に行い、約1割に当たる174人の回答があった。 牛乳を日常的に飲んでいるとした132人に、牛乳を「おいしい!」と感じる瞬間や、どんなときに飲んでいるかを教えてもらった。

最も多かった回答は「朝」や「朝食」のときで42人。群馬県伊勢崎市の野菜農家の男性(62)は「早朝の農作業を終え、朝食のときに必ず飲む」と投稿してくれた。「ひと汗かいてからの冷えた牛乳のうまさは格別。冬は体を温めるため、ホットで飲む」という。

次に多かったのは「風呂上がり」で、12人いた。お酒が飲めないという佐賀市の野菜農家の男性(39)は「お風呂上がりには、ビールではなく牛乳」。お酒を飲める妻との“晩酌”も、自身は牛乳で楽しんでいる。

コーヒー牛乳も人気

牛乳を日常的に飲むという人には、お気に入りの飲み方も聞いた。目立ったのは、21人が回答した「コーヒーに入れて飲む」だ。

東京都八王子市の野菜農家の女性(54)は、コーヒー牛乳が「夫とのけんかの仲裁に役立っている」と教えてくれた。「ごめんね」を言えない方が、牛乳たっぷりのコーヒー牛乳を作っておわびする“儀式”を結婚以来28年続けるという。自身も夫も牛乳好き。「口に出して謝らなくても、『おいしいね』と和んで仲直り。カルシウムでいらいらが収まるのかも」と話す。

さらに、冷やす、温める、パンと一緒に、といった他に「ご飯にかける」「牛乳茶漬け」という人も1人ずついた。東京都の40代男性会社員は「すしと牛乳は合う」と投稿した。

うーん、本当?

腸に優しい飲み方を

「牛乳を日常的に飲まない」と回答した42人には、その理由を尋ねた。「おなかの調子が悪くなる」が12人で最多。日本乳業協会によると、おなかの調子が悪くなる人は、小腸で牛乳中の糖質(乳糖)を分解する酵素が少ないか、働きが弱いのが要因だ。①数回に分けて飲む②温めて飲む③乳糖の量を抑えた乳飲料を試す――などの方法を勧める。

岡部孝典

© 株式会社日本農業新聞