財務官「為替動向注視」 円安進行に改めて警戒感

 財務省の神田真人財務官は28日、外国為替市場の円安ドル高進行について「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視し、行き過ぎた動きがあれば適切に対応する」と述べ、改めて警戒感を示した。記者団の取材に応じた。

 27日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで一時1ドル=144円台まで下落。昨年11月以来、約7カ月半ぶりの円安ドル高水準だった。

 政府、日銀は昨年9月22日、1ドル=145円台後半まで円が急落した際、約24年ぶりの円買い介入を実施した。

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