東欧諸国、ワグネルを警戒 創設者ベラルーシ入り

 【ブリュッセル共同】武装反乱を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏がベラルーシ入りしたことを受け、隣接する東欧諸国の首脳から27日、ワグネルがベラルーシで展開すれば安全保障上の脅威になると警戒する声が相次いだ。

 リトアニアのナウセーダ大統領は、オランダ・ハーグでの北大西洋条約機構(NATO)やポーランドなどとの共同記者会見で「近隣諸国はさらなる危険に直面する」と訴えた。ポーランドのドゥダ大統領は「本当に深刻で非常に懸念すべきことだ。NATOによる厳しい対応が必要だ」と強調した。

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